映画音声ガイド制作者の人材育成と鑑賞ツールとしての可能性を広げる研究
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 合同会社Chupki
- 助成区分
- 芸術文化による社会支援助成
- 助成タイプ
- 単年
平成31(2019)年度 第1期 芸術文化による社会支援助成



事業概要
本事業ではジャンルの異なる3本のクラッシック洋画 『駅馬車』 『三十四丁目の奇蹟』 『カサブランカ』 を題材として、字幕朗読を含む音声ガイド制作者の人材育成を行った。その成果である音声ガイドは上映時に一般客にも聴いていただき、映画鑑賞ツールとしての可能性を探るアンケート調査も行った。 そして、上映後にはワークショップ「映画らしさって何だろう」を開催し、音声ガイドが、映画らしさや映画のおもしろさを引き出す装置として有効かどうかを検証した。9月29日に「駅馬車編」、12月22日に「三十四丁目の奇蹟編」のワークショップを開催したが、2020年3月に実施予定だった「カサブランカ編」のワークショップは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止した。(ワークショップの企画立案とファシリテーターは「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」代表の林健太が担当した。)
- 実施時期
- 2019年7月1日–2020年5月31日
- 実施場所
- シネマ・チュプキ・タバタ(東京都北区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【合同会社Chupki】
2001年より視覚障害者の映画鑑賞環境づくりを続けているバリアフリー映画鑑賞推進団体City Lightsが2016年に募金を集めて設立した映画館。視覚障害者のみならず、聴覚障害者、発達障害者、車椅子利用者、小さなお子様連れのお客様など、様々な障害を持つ人が安心して映画を鑑賞できる環境を提供する日本初のユニバーサルシアター。映画の音声ガイドや日本語字幕を制作し、毎日ユニバーサル上映を実施。定期的に講習会やワークショプも実施している。