オーストリア女性アーティスト協会(VBKÖ)企画展「When It Waxes and Wanes」への新作及び、レクチャーパフォーマンス
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 遠藤麻衣
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成31(2019)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

When It Waxes and Wanes(VBKÖ, 2020) 撮影: Claudia Sandoval Romero

Study (鏡渡 /褶振峯 / 大みみずの子崔冲 / 日高川草紙 / 松浦長者 / 松浦佐用姫石魂録), When It Waxes and Wanes(VBKÖ, 2020) 撮影: Claudia Sandoval Romero

レクチャーパフォーマンス『赤いリボンとみだれ髪』, When It Waxes and Wanes(VBKÖ, 2020) 撮影: Miae Son
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事業概要
本事業は、遠藤麻衣新作を制作し発表したものである。オーストリア女性アーティスト協会 (VBKÖ)が主催する企画展「When It Waxes and Wanes」招待作品であり、展覧会でのレクチャーパフォーマンスも実施した。本展は、19世紀末から現在までの異文化間の想像力が可能にする歴史的「文化交流」を再検証し、オルタナティブや異文化の出会いから生まれた新たな表現を提示するもの。本展は、現代芸術の作品だけではなく、芸術やクィア・フェミニズム運動に関わったとされる歴史的研究資料や、アーカイブ、雑誌で構成された。このような文化交流の中で、ウィーン分離派のようなヨーロッパの芸術運動、非西洋文化における近代化のプロセス、戦後日本の少女文化、そしてその影響下にあったクィア文化などに焦点を当てた。
- 実施時期
- 2020年2月8日(土) – 5月31日(日)
- 実施場所
- オーストリア女性芸術家協会(VBKÖ)
(ウィーン/オーストリア) <p> <br /> ※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。 </p>
プロフィール
【遠藤麻衣】
1984年兵庫県生まれ。2018年ウィーン美術アカデミー交換留学。2016年より東京芸術大学美術研究科博士後期課程美術専攻油画(壁画)研究領域在籍。 映像、写真、演劇などのメディアや方法論を横断しながら、いまここにある身体が発するメッセージと、社会規範や芸術のフォームとのずれを遊戯的に重ね合わせて表現をしてきた美術家、俳優である。2018年より、批評家・キュレーターの丸山美佳とともに日本発のクイア系アートジン「Multiple Spirits(マルスピ)」を発行している。