雅楽カリフォルニア公演
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 雅楽カリフォルニア公演実行委員会
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成31(2019)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]



事業概要
カリフォルニア地域における雅楽の管絃・歌物・舞楽を含む本格的な上演形式による演奏。元宮内庁式部職楽部首席楽長を中心とし、全国の有能な演奏家を集め実施する。雅楽の歴史・楽器・演奏法・演奏形態など1400年あまりの歴史を通して日本人の美意識・価値観を紹介する。 ・管絃の主要な曲目の演奏。《太食調音取》《合歓塩》《傾盃楽》《抜頭》 ・笙2管の退吹(おめりぶき=旋律を少しずつずらし追いかけながら吹く奏法)による《黄鐘調調子》 ・雅楽の中でも秘曲と言われる《神楽歌》より《神楽音取》《千歳》《其駒》の上演。 ・《胡飲酒》の序では二群に分かれた退吹による新しいスタイルでの上演も目指す。 ・高麗楽の代表的作品である舞楽《白濱》・笙の退吹、笛の退吹(林邑乱序)
- 実施時期
- 2020年3月3日(火)-6日(金)
- 実施場所
- ディンケルシュピール・オーディトリウム(スタンフォード/アメリカ)
カリフォルニア大学サンタバーバラ校(サンタバーバラ/アメリカ)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【雅楽カリフォルニア公演実行委員会】
元宮内庁式部職楽部首席楽長4名が退官後も精力的に活動を行っており、高い芸術性や一般では演奏されない秘曲や優れた日本文化を海外で紹介する。雅楽の伝統を崩すことなく、従来の編成とは異なったスタイルの演奏を試みる。
2017年、ヨーロッパ4か国において7名で行った雅楽ヨーロッパ公演では、少人数でありながら退吹(おめりぶき)の奏法に焦点を当てた新しいスタイルによる上演は高い芸術性が理解され好評を得た。特に《胡飲酒》の序の二群に分かれての退吹は新しいスタイルとなりうる可能性を持っている。これをさらに拡大させ打物と舞を加えた形で上演する事ために既存の雅楽の団体の枠を越え、優秀な演奏家を募り、団体を組織した。