となり街の知らない踊り子(ニューヨーク公演)
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 範宙遊泳
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成31(2019)年度 第2期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]



事業概要
現代社会に蔓延している「他者への無関心」や「無意識のうちの暴力」を描き出す山本卓卓のテキストと、老若男女から電車や犬に至るまで25役を巧みに踊り演じ分ける北尾亘の身体がコラボレートした意欲作『となり街の知らない踊り子』を、Public Theater’s Under the Radar Festival 2020招聘作品として、ニューヨークのジャパン・ソサエティーで上演した。 デジタルネイティブ世代にとって当たり前の感覚である「文字」をとおしたコミュニケーションや、一人の身体に複数のキャラクターを重ねることで街を描く手法、演劇でもありダンスでもある、極めて現代的な感覚で創られた「今」の作品を、観客に提示することができた。
- 実施時期
- 2020年1月10日(金)-14日(火)
- 実施場所
- ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク/アメリカ)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【範宙遊泳】
2007年より東京を拠点に、海外での活動も行う演劇集団。
現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。生と死、感覚と言葉、集団社会、家族、など物語のクリエイションはその都度興味を持った対象からスタートし、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。
近年は舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の演出と、観客の倫理観を揺さぶる強度ある脚本で、日本国内のみならずアジア諸国からも注目を集め、マレーシア、タイ、インド、中国、シンガポール、アメリカで公演や共同制作も行う。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。