ドキュ・メメント実行委員会
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 第3回 ドキュ・メメント
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成31(2019)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]



事業概要
旧東海道の宿場町・品川宿を舞台に、赤提灯の居酒屋やブック・カフェ、400年の歴史をもつ寺など、地域に根付いた会場でドキュメンタリーの体験プログラムを組んだ。ドキュメンタリーは本来、人や社会と密接に結びついた表現ジャンルだ。テレビや映画といった一方通行の媒体だけではその本質が伝わりづらいと考え、被写体となった主人公や強いモチベーションをもつ作り手が観客と直に交流しながら、映像やパフォーマンスを通して自身の物語を表現する場を提供した。3回目となる今年のテーマは、社会に埋もれがちな“聴き取りづらい声を聴く”。日本で暮らす移民たちの歌を紐解く“移民カラオケ”や、“発達障害とは果たして問題なのか”を語る当事者、ソマリア海賊や爆弾製造者といった“テロリスト”と呼ばれる人たちとの交流記など、多様な社会課題と向き合う人たちが次々と登壇、今という時代を露わにした。
- 実施時期
- 2019年10月18日(金)-20日(日)
- 実施場所
- 一龍 屋台村(東京都品川区)、本照寺(東京都品川区)、KAIDO Books & Coffee(東京都品川区)、ARCO(東京都品川区)、品川宿いどばた(東京都品川区)、品川宿交流館(東京都品川区)、品海公園(東京都品川区)
プロフィール
【ドキュ・メメント実行委員会】
ドキュメンタリーの新しいあり方を社会に提案し、ドキュメンタリーをカルチャーにすること、作り手が理想とする環境を自分たちで作ることを目的に掲げ、映像作品の制作やイベント運営を行う。2017年に設立、東京・品川で毎年ドキュ・メメントを開催。放送とも劇場とも異なる体験型のドキュメンタリーを創造しながら、社会と結びついた新しい表現の形を模索している。作品は、テレビ・映画への展開の他、英Guardian誌のWebサイトでも公開。