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ヘルスケアサポート公演巡回&拠点事業

※採択時点での情報です。

採択団体・個人名
NPO法人芸術家のくすり箱
助成区分
東京芸術文化創造発信助成
助成タイプ
長期

平成31(2019)年度 東京芸術文化創造発信助成 [長期助成プログラム]

事業概要

【プロジェクト概要】 個人任せになりがちな「アーティストの心身のヘルスケア」について、芸術活動の一環としての存在に確立すべく、芸術現場でのヘルスケアの提供を核に据える。 パフォーマンスの向上、安定した活躍の体験を重ね、これを公開することで、下記の目標達成を目指す。 【目標】 ・自身のカラダに目を向け、必要なケアを選択・実践できるアーティストを増やす ・各芸術団体が、所属(出演)アーティスト・スタッフのヘルスケア環境に取り組む契機とする ・アーテイスト、芸術現場が必要とするケアについて、医療者・トレーナーと共有し、アーティストのためのヘルスケア提供者を増やし、ネットワークする。 【基本プログラム構成】 (1)公演ヘルスケアサポート 公募で選出した芸術団体の対象公演を目標に、身体作りや怪我予防、不調改善を図るヘルスケアプログラムを約2か月/年度に渡り、稽古場や劇場で提供。 ①フィジカル(ドクター)チェック、②ワークショップ、③個別ケアを基本構成とする。 (2)ヘルスケアピット アーティストのケア・コンディショニングの経験豊富な専門家による治療やコンディショニングの場。フリーランス等も活用できる場として設定。 (3)情報提供 医療者トレーナーに向け個別対応での経験をシェアする場づくり アーティスト間でのヘルスケア情報のシェアする場づくり コロナ禍での稽古、本番、および罹患時のフォローアップ


【1年目プロジェクト概要】 (1)公演ヘルスケアサポート 3団体を公募で選出、各プログラムを実施 ◇対象団体と対象公演: プログラムは公演の1-2か月前から当日まで実施 a)秋田雨雀・土方与志記念青年劇場 『子供の時間』 2019年12月12日(木)~24日(火) 青年劇場スタジオ結(東京都新宿区) b)東京シティ・バレエ団 『眠れる森の美女』2020年2月15日(土)~2月16日(日) ティアラこうとう 大ホール(東京都江東区) c)青木尚哉グループワークプロジェクト 『LAND SCAPE』 CPK GALLERY(東京都墨田区) (3月24日予定の公演は新型コロナの影響で中止も映像作品として収録)


【2年目プロジェクト概要】 (1)公演ヘルスケアサポート 3団体の対象公演出演者を中心にプログラムを実施 1年目のフィードバックをふまえた団体ごとのプログラム内容とし、信頼関係をより築いた状態で実施し、効果を高める。 コロナ禍での感染予防、拡大防止対策の情報共有も重要施策に加わる。 ◇サポート対象団体と対象公演 a)秋田雨雀・土方与志記念青年劇場 『星をかすめる風』 2020年9月12日(木)~20日(日) 紀伊國屋サザンシアター(東京都渋谷区) b)東京シティ・バレエ団 『ウヴェ・ショルツ・セレクションⅡ』2021年1月23日(土)~1月24日(日) ティアラこうとう 大ホール(東京都江東区) c)zer〇 (「青木尚哉グループワークプロジェクト」から改名) 『偏向する傾斜』2020年12月26日(土)-27日(日) 武蔵野芸能劇場(東京都武蔵野市) (2)ヘルスケアピット 内容:公演以外の期間や、フリーランスアーティストもヘルスケアに取り組める場作り トレーニング動画集WEB公開 個別相談(オンライン) オンライン講座「バレエ指導のための解剖学&コンディショニング」全4回 (3)トレーナー情報交換 アーティストをサポートする特殊性を担当したトレーナー陣から報告し、医療職・トレーナーがシェアする機会とする。 オンラインイベント「トレーナーミーティング~稽古場・劇場での実践から~」 トレーナー3名登壇


【3年目プロジェクト概要】 「公演ヘルスケアサポート」を対象団体に継続しつつ、芸術活動をするアーティストの誰もが利用できる「ヘルスケアピット」を展開。 劇場、稽古場、その他の専門施設などでアーティストが主体的にケア、トレーニングに取り組める場をつくり、取り組むステージとする。 3年目活動名:「Crossing!公演ヘルスケアサポート&ヘルスケアピット」 (1)公演ヘルスケアサポート※コロナ禍の情報共有、対応サポート含む ◇サポート対象団体と対象公演 a)秋田雨雀・土方与志記念青年劇場 『ファクトチェック』 2021年9月17日(金)~26日(日) 紀伊國屋ホール(東京都新宿区) b)東京シティ・バレエ団 『トリプル・ビル2022』2021年3月10日(木)(1月22.23日から延期) 東京文化会館大ホール(東京都台東区) c)zer〇  『Fracco!』2020年7月26日(土)-27日(日) アトリエ第Q藝術(東京都世田谷区) ※zer〇の本公演のサポートは感染対策のみ。チェックやケアは「ヘルスケアピット」を通期利用。 ◇講座・ワークショップ a)青年劇場向け(俳優・スタッフ) 「首・肩・腰の凝り解消~ほぐし・トレーニング・呼吸」 「声のメンテナンス」 b)東京シティ・バレエ団向け(ダンサー・指導者) 「もっと踊れる作戦会議」全4回(講義&ワークショップ) c)zer〇向け(ダンサー、振付家) 「アレクサンダーテクニーク体験」 (2)『ヘルスケアピット』 全6日(1枠40~50分) 広く公開。上記団体メンバー以外も利用可。 <メニュー> ①「ドクターチェック&トレーニング」 ②「パーソナルケア/トレーニング」  (3)情報共有(各種ワークショップ・講座) 「バレエ指導のための解剖学&コンディショニング」オンライン講座全4回 オンラインイベント「アーティスト対談」 『ダンサー・俳優の<表現するカラダ> 〜公演ヘルスケアサポートの経験から〜』 出演者: 青木尚哉(zer◯主宰 振付家・ダンサー) 板倉哲(秋田雨雀・土方与志記念青年劇場 俳優) 小泉美果(秋田雨雀・土方与志記念青年劇場 俳優) 平田沙織(東京シティ・バレエ団 ダンサー) 福田建太(東京シティ・バレエ団 ダンサー) 本事業の報告書WEB公開 ※以上の各プログラムは医師、理学療法士、言語聴覚士、柔道整復師、アスレティックトレーナー等各種専門家 18名が実施

実施時期
実施場所

プロフィール

【NPO法人芸術家のくすり箱】
「芸術家ならではのヘルスケア」に特化し、パフォーマンスに役立つ医科学の普及、定着を目指す非営利団体。芸術家の活動現場でのコンディショニング等のサポート事業の他、セミナー等の教育事業、実態調査や、学会等での発表など、芸術家だけなく、医療者や研究者などにも情報共有を行い、芸術家の活動環境整備としてネットワークの強化を図りながら、芸術表現活動をサポートする。