Somatic Field Project リサーチ・公演・ネットワーキング
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 合同会社 S20
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 長期
平成30年度 東京芸術文化創造発信助成 [長期助成プログラム]

事業概要
ダンサー・振付家の梅田宏明の動きのメソッド「Kinetic Force Method」をベースとした独自の身体性の探求と実験を日本の若いダンサー達とともに取り組むプロジェクト。次世代育成と創造活動の新しい運営方法の模索と実践を目指す。東京藝術大学やフランス、シンガポールのダンス機関との協働を軸に、他ジャンルや海外アーティストとコラボレーションを行い、都内公演に加え、海外のマーケットを視野にいれた国際的な創造活動の発展に取り組む。 【1年目プロジェクト概要】 (1)台湾公演 内容:プロジェクトとして初めてとなる海外公演。台湾・台中のNational Taichung Theatreで行われるフェスティバルにて新作を発表した。 日時:2018年4月14〜15日 会場:National Taichung Theater(台湾・台中) (2)Kinetic Force Methodリサーチ、ワークショップ 内容:Kinetic Force Methodの基礎向上と動きのリサーチのためのクラス、およびダンサーの動きのボキャブラリーを増やすため、違うジャンルのワークショップ(ヒップホップ、ブレイクダンス、コンテンポラリー)も行なった。 日数:22日間 会場:都内・都内近郊のスタジオ 【2年目プロジェクト概要】 (1)主催公演 内容:ダンサーのトレーニングの成果発表として公演を行い、新作を発表した。様々なバックグラウンドを持ちKinetic Force Methodのトレーニングを受けたSomatic Field Projectのダンサー9名出演の作品のほか、3名のストリートダンサーをゲストとして招き、振付メソッドを活用した作品を制作・発表した。Somatic Field Projectで発展させてきた動きと振付両方のメソッドを生かした公演となり、ダンスのジャンルを超えたメソッドの活用の第一歩となった。 日時:2019年6月15〜16日 【3年目プロジェクト概要】 (1) 国際共同制作 Kinetic Force Methodと振付システムを用い、台湾と日本のコンテンポラリーダンサーとストリートダンサーに振り付けた。台湾・台中のNational Taichung Theatreとの共同制作。Somatic Field Projectではダンスのジャンルや文化を超えたところでの動きのメソッドと振付システムを目指してきたが、それを形にした作品となった。コロナ禍の状況から、オンラインでのクリエーションを取り入れた。 日時:2021年3月20-21日 (2)ショーイング Kinetic Force Methodのトレーニングを積んだ若手ダンサーが出演する小規模でのショーイングを行った。ムーブメントに特化したパフォーマンスを行うことを目的とし、緊急事態宣言等の関係によりオンラインパフォーマンスに変更して行った。 日時:2021年6月25日 (3)ワークショップ Kinetic Force Methodと共に、他ジャンル(カポエイラ、ストリートダンス、アフリカンダンス)のワークショップを行った。ダンサーが様々なスタイルの動きに対応できるよう、コンテンポラリーダンス以外のダンスやムーブメントに触れられるよう他ジャンルのダンススタイルを入れたほか、Kinetic Force Methodをベースにしたダンサー以外の方に向けた姿勢教室も行った。 日時:2022年2月16-23日 (4)ショーイング2 前回のショーイングに続き、オンライン配信でのパフォーマンスを実施した。パフォーマンスをオンライン配信にすることで、劇場空間に頼らない活動方法を確立し、今後もフットワーク軽くパフォーマンスを行える基盤作りをしていく。 日時:2021年11月14日 (5)主催公演 ムーブメントに特化したパフォーマンスを行った。出演者はSomatic Field Projectで活動してきたダンサー、2月に行ったオーディションを兼ねたワークショップから選出したダンサー、ゲストなどで構成された。特定のダンススタイルや作品ではなく動きの面白さだけに焦点を当てたイベント(Movers Platform)とのコラボレーションにより、メソッドでトレーニングを積んできたダンサーも含む様々な身体とその動きの魅力に焦点を当てた公演となった。 日時:2022年3月12日
- 実施時期
- 実施場所
プロフィール
【梅田 宏明】
2002年より自身の振付作品がパリ・シャイヨー国立劇場など世界各地に招聘され、これまでの公演先は世界40ヵ国/150都市以上に上る。作品では振付、ダンスだけでなくサウンド・映像・照明デザインも手がけ、2010年アルスエレクトロニカ入賞。近年は身体的感覚にフォーカスしたインスタレーションも制作、ダンス作品を元に制作されたドーム型映像作品はドイツのFulldome Festival受賞、その他世界各地のフェスティバルで上映されている。