第3回 清元志寿子太夫 清元一太夫 清元演奏會
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 清元 志寿子太夫
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年個人
平成29年度 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第2期



事業概要
清元節の伝統の継承と活性化を目的とした企画で、歌舞伎や日本舞踊を支える音楽(地方)として演奏される清元節を、素浄瑠璃に焦点を当てた演奏会である。演奏曲目は、清元らしい古典曲2曲と、清元栄三郎補曲の現代の作品1曲の計3曲。清元節には男女の継承者がいて、両者がそれぞれに活躍して清元節の伝統を支えてきたので、第3曲に女流の語りを採り入れ、そのことでもたらされる作品の変化と総合的な曲の高まりを期待してみた結果、清元節の新たな可能性を提示できたと思う。 【プログラム】 1. 梅の春 (1827年初演とされ、隅田川の春の情景を唄ったご祝儀物の代表曲) 2. うかれ坊主 (1811年 江戸市村座初演の常磐津曲を6代目尾上菊五郎が清元に移し1929年歌舞伎座で初演。清元節独特の願人坊主の表現が聞き所) 3. 春宵吹寄ばなし (清元栄三郎補曲。故西川鯉三郎が芸妓の人気落語家への思いを清元に振り付けた作品。今回は男女による清元で演奏する。) 【主な出演者】 浄瑠璃:清元志寿子太夫/清元志寿雄太夫/清元清栄太夫/清元清美太夫/清元一太夫/清元國惠太夫/清元瓢太夫/清元成美太夫/清元延綾(女性)/清元延寿鏡(女性) 三味線:清元美治郎/清元栄吉/清元雄二朗/清元斎寿/清元美十郎/清元志一朗/清元美一郎/清元延亜希郎(女性) 舞台監督:清野正嗣 制作:柿澤陽子/加藤繁治
- 実施時期
- 2018年4月24日(火)
- 実施場所
- 紀尾井小ホール(東京都千代田区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【清元志寿子太夫】
清元節太夫。祖父・清元志寿太夫(きよもと・しずたゆう)、父・清元栄三郎(きよもと・えいざぶろう)ともに人間国宝。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒。現在、歌舞伎の地方(じかた)として活躍するとともに、東京藝術大学講師として後進の指導にあたっている。