笹岡啓子個展「PARK CITY」
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 笹岡啓子
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年個人
平成29年度 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第1期



事業概要
本展は写真家・笹岡啓子が2001年より継続しているシリーズ「PARK CITY」の新作個展であり、都内での同シリーズ発表としては3年ぶりとなる。広島に生まれ育った私は街を離れたことから、歴史的な街・広島に関心を抱き、本作により現在時から広島を思考することを継続している。また写真集刊行、国内外での写真展開催、他ジャンルである演劇や映像とのコラボレーションなどにより、本作の展開と更新を試みてきた。本展は広島の現在を写した写真作品により「平和都市ヒロシマ」の形骸化を断ち切り、東日本大震災を経て急速に変化するグローバリズムの現在へと接続し、重層的な広島の思考を深める試みである。また東京で開催することにより広く国内外の観者の批評的意識へ働きかけることを目的とする。
- 実施時期
- 2017年8月9日(水)-9月3日(日)
- 実施場所
- photographers’ gallery(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【笹岡啓子】
写真家。写真集『PARK CITY』で、2010年度日本写真協会賞新人賞を受賞。東日本大震災後、被災地域を撮影した小冊子『Remembrance』(全41号)で、第23回林忠彦賞を受賞。現在、後続シリーズ『SHORELINE』の刊行と個展での作品発表を続けている。「photographers’ gallery」の設立メンバーとして機関紙『photographers’ gallery press』の編集にも携わり、第12号(2014)では編集責任として広島の原爆写真を検証・考察する「爆心地の写真 1945-1952」を特集した。