能 リ・イマジンド:能と現代英国の芸術家たちとの出会い
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 国際能プロジェクト実行委員会
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成27年度 第Ⅱ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]



事業概要
ロンドンの新しいアーツセンターKings Placeで行われる2日間のフェスティバル「Noh Reimagined, The Contemporary Art of Classical Japanese Theatre」は、これまで能に触れた経験のない英国の幅広い聴衆が古典芸能としての能の素晴らしさと同時に、文化と芸術分野を超えた能の新たな価値観と可能性を発見するプラットフォームである。20世紀の芸術家に影響を与えた能は、現代の英国の芸術家にとってどんな意味を持つのだろう?能は彼らにどんな創作インスピレーションを与えるのだろう? Sound and Musicとの協力により、公募で選ばれた二人の若手英国人作曲家は日本の能楽師との6か月に及ぶコラボレーションにより新たな作品を初演する。また世界的に著名なサックス奏者エバン・パーカー、第一線で活躍する女性Remix アーティストらとのコラボレーションを行う。また、ビジュアルアート、演劇、サウンドインスタレーションなど異分野の6名のアーティストが能に影響を受けた作品と能の影響について発表し語り合う。 出演: 観世喜正[観世流 シテ方] 一噌幸弘[一噌流 笛方] 成田達志[幸流 小鼓方] 柿原光博[高安流 大鼓方] 吉谷潔[金春流 太鼓方] 馬野正基(後見、ツレ)[観世流 シテ方] 他 ローマ日本文化会館では、同じメンバーで 子供向けワークショップとレクチャーデモンストレーションを行う。
- 実施時期
- 2016年5月13日~17日
- 実施場所
- キングスプレイス (ロンドン) ローマ日本文化会館 (ローマ)
プロフィール
【一噌幸弘】
東京都練馬区出身。安土桃山時代より続く能楽一噌流笛方、故一噌幸政の長男として9歳の時に「鞍馬天狗」で初舞台。以後、「道成寺」「翁」等数々の大曲を披く。能楽師として能楽古典の第一線で活躍する一方、篠笛、自ら考案した田楽笛、リコーダー、角笛など和洋各種の笛のもつ可能性をひろげるべく演奏・作曲活動を行う。1991年より能楽、自作曲、クラシックの古典まで様々な楽曲をレパートリーに、自身の新しい解釈によるコンサートを主宰する。