活動写真及び活動写真弁士文化の欧州における普及事業
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 活動写真実演会
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成26年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

『御誂治郎吉格子』
撮影:スズキマサミ
❮❯
事業概要
本事業は東京を中心として明治末期から昭和初期にかけて発達した活動写真及び活動写真弁士の文化を欧州各地へと普及させる目的で行われるものである。これまでも日本の活動写真文化を海外へと紹介する企画は多く行われてきたが、それらの多くが単発の公演に止まり、国外での認知度を上げる目的は充分に果たせなかった。この状況を変えるために実演者である片岡一郎が半年間ドイツに滞在し、秋季に多く行われる無声映画祭や文化事業に積極的に参加し、周知活動を行う事によって、活動写真文化の世界的な普及・発展の一助を担う。また国外で数多く活動している無声映画音楽のプロフェッショナルとの連携を本活動によって強める事で、今後の都内における活動写真上映時のプログラムを強化し、都民への文化的還元も達成目標として設定している。
- 実施時期
- 2014年7月10日(木)~12月29日(月) ボン/ドイツを活動拠点として
- 実施場所
- ボン大学(ボン) ヴェルディ劇場(ポルデノーネ)
プロフィール
【片岡一郎】
2002年に澤登翠に入門。東京国際映画祭や東京国際アニメフェア、無声映画鑑賞会、都内各所の名画座を中心に活動をしている。2007年モトブン映画祭(クロアチア)での出演をきっかけにドイツ、オーストラリア、ウクライナ、チェコ、イタリア等、海外からの招聘を数多く受け、公演を行っている。2012~2013年にかけてミシガン大学アーティスト滞在プログラムに招かれ、研究員待遇で日米文化交流事業にあたった。