『杉本文楽 曾根崎心中付り観音廻り』東京公演
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 公益財団法人 小田原文化財団
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成25年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

写真:小田原文化財団
❮❯
事業概要
平成25年9月から10月に国際文化交流の目的で海外公演(マドリード、ローマ、パリ)を実施する。本作品はその東京公演。現代美術作家・杉本博司が近松門左衛門の代表作『曾根崎心中付り観音廻り』に独自の解釈を加え、人形浄瑠璃文楽座・鶴澤清治(三味線:人間国宝)の作曲・演出のもと、構成・演出・美術・映像を手掛ける作品。通常文楽公演で上演されている現行曲『曾根崎心中』とは違った近松のオリジナル作品を完全に復活させることが公演制作の第一の意義で、現代美術と伝統芸能を融合させた文楽の演出を創造することにより、日本の伝統芸能「文楽」の可能性を世界に発信し、日本文化の新しい提言を行うことをねらう。
- 実施時期
- 2014年3月20日(木)~23日(日)
- 実施場所
- 世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【杉本博司】
1948年東京生まれ。1974年よりニューヨーク在住。現代美術作家として、世界中の美術館で個展開催。2008年建築設計事務所「新素材研究所」設立。IZU PHOTO MUSEUM(静岡県)はじめ、建築分野でも活動。近著に『空間感』(マガジンハウス)、『アートの起源』(新潮社)。内外の古美術、伝統芸能に対する造詣も深く、演出を手がけた2011年の三番叟公演『神秘域』は2013年3月NYグッゲンハイム美術館にて再演、翌月には日本凱旋公演。高松宮殿下記念世界文化賞、紫綬褒章。2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ受勲。