『てんとてんを、むすぶせん。からなる、立体。そのなかに、つまっている、いくつもの。ことなった、世界。および、ひかりについて。』イタリア公演
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- マームとジプシー
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成25年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

Photo: Ilaria Costanzo
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事業概要
2001年、小さな街である男に女児が殺され、用水路に捨てられてしまったらしい。その事件はその街に住む少年少女たちにも小さな波紋を広げた。事件から10年後の2011年、そして現在を往還しながら、彼らの個人的な記憶や歩んだ時間、世界で起こった歴史的記憶が交差する―。 マームとジプシーの大きな特徴である舞台上での繰り返し(リフレイン)を多用しながら、個人の記憶と世界の記憶を丁寧かつ平等に扱うことで、観客自身が持つ“あの時”の特別な時間と自らの“記憶”を鮮明に呼び起こさせる。舞台上と観客との新たな関係性を提示した意欲作であり、マームとジプシー初の海外公演。
- 実施時期
- 2013年5月7日(火)〜11日(土)
- 実施場所
- Stazione Leopolda(フィレンツェ/イタリア)
プロフィール
【藤田貴大】
マームとジプシー主宰、劇作家・演出家。1985年生まれ。桜美林大学総合文化学科にて演劇を専攻し、2007年マームとジプシーを旗揚げ。象徴するシーンのリフレインを別の角度から見せる映画的手法を特徴とする。2011年に発表した三部作『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』で第56回岸田國士戯曲賞を受賞。演劇だけでなく今日マチ子氏との共作漫画『mima-mo-no-gram』、短編小説の連載など多岐に渡る活動を行っている。