令和七年度銭湯山車巡行

令和七年度銭湯山車巡行(2025) 撮影:田井中潤

令和七年度銭湯山車巡行(2025) 撮影:田井中潤

銭湯山車巡行 電気湯での展示(2025)
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事業概要
東京の地域大衆文化の結晶たる「銭湯」は、減少の一途を辿っている。銭湯が培ってきた記憶を継承し、多角的な意義を発信することを目的とする本事業では、栗生はるか(建築家)・三文字昌也(都市デザイナー)・内海皓平(建築家)・村田勇気(彫刻家)らにより、廃業した銭湯の部材や物品を再構成し、伝統的な山車を模した「銭湯山車」を制作。「今はなき銭湯を弔い、今を生きる銭湯を寿ぐ、銭湯のための祭りを。」をコンセプトに、独自の祭礼「銭湯山車巡行」を実行してきた。2025年は神田祭 附け祭に参加し、チンドン!あづまやの先導で東京都心部を巡行するとともに、現役の銭湯・電気湯にて展示を実施した。
- 実施時期
- 【神田祭巡行】2025年5月10日(土)
【展示】2025年5月4日(日)ー5月30日(金) - 実施場所
- 【神田祭巡行】有馬小学校→水天宮前→人形町→日本橋三越前→神田→秋葉原→神田明神(東京都中央区、千代田区、文京区・神田祭巡行)
【展示】電気湯(東京都墨田区・展示)
プロフィール
【文京建築会ユース】
東京・文京区を拠点に建築・都市を専門とするメンバーが中心となって、地域の見過ごされがちな資源を建築的視点から再発見・発信する「文京建築会ユース(BKY)」。特に銭湯に関する活動は当団体の主軸のひとつとなっており、次々と廃業してゆく銭湯を実測や見学会によって記録に残すと同時に、営業中の銭湯を支援するために多様な取り組みを行ってきた。2021年から「BKY+銭湯山車巡行部」として各地で巡行や展示を実施している。