東スPO 2025

東スPO 2025(2025) 撮影:渕野修平
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事業概要
2025年に開催されている大阪万博をモチーフの枠組みとし、劇作家本人の家業にまつわる変化、それに伴う家庭の経済状況などをリアルに基づいたオートフィクション作品として描いた。さらに、お笑い芸人として活動するアンゴラ村長やラッパーのFUNIをはじめ、出演者たちのバックグラウンドを折り重ねたヒップホップ演劇へと昇華させた。
劇中では12曲のラップ曲を挿入し、上演時間のおよそ半分を占める構成とし、エンターテイメント作品としても高い水準のものを提供した。
脚本・演出:金山寿甲
出演:アンゴラ村長、川﨑麻里子、川合凛、名古屋愛、FUNI
舞台監督・照明:湯山千景 音響:近藤海人
企画制作:佐々木(金山)幸子 演出助手:小西萌子
- 実施時期
- 2025年5月15日〜19日
- 実施場所
- シアター1010 稽古場1
プロフィール
【東葛スポーツ】
主宰・金山寿甲(かなやま・すがつ)が脚本・演出を手がける2008年に結成された演劇ユニット。ヒップホップにおけるサンプリングやラップといった手法を演劇に応用し、現代社会の断片を鋭く切り取る作風で注目を集めている。
近年は、主宰自身のパーソナルな部分を色濃く打ち出したオートフィクションの作品を上演している。
2022年には、家業であるパチンコ店を描いた描いた『パチンコ(上)』で第65回岸田國士戯曲賞を受賞した。