「プラスチック貝塚」展 ーリサイクルからの解脱ー

「プラスチック貝塚」展 , 2025

藤幡正樹 「プラスチック貝塚」 , 2025

藤幡正樹 「プラスチック貝塚」 , 2025
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事業概要
アーティスト藤幡正樹を中心に、2023年に開催したWSにおいて、40家族が出した6週間分のプラゴミを集め、分別を行った。
この展示ではこれらをプラスチック素材として溶着したモニュメントを制作・展示した。プラスチック・パッケージは消費されれば即座に視界から消えていくものだが、それを貝塚として「忘れられないもの」に変換し、リサイクルの循環の外に置くこと、つまり、輪廻の循環から解脱させることがこの作品のコンセプトである。
また、プラゴミはあらかじめ一家族一日分ごとの写真記録が残されていたので、それら688ページ分を素材として厚さ50mmの写真集を作成し、展示した。
- 実施時期
- 【第1部】2025年7月11日(金) –8月2日(土)
【第2部】2025年8月22日(金) –9月13日(土) - 実施場所
- 梁塵アトリエ Ryoozin Atelier(東京都台東区寿2丁目7−8)
プロフィール
【「超分別ゴミ箱」実行委員会】
藤幡正樹を中心とした「超分別ゴミ箱」アート・プロジェクトの企画・制作・運営を行う団体。ゴミの分別を増やしていくと最後にはゴミではなくアーカイブになるという気付きからはじまった。
2023年は急速に増え続けているプラスチックゴミの分別に焦点をあてたWSを開催し、2025年はその存在を明示化する「プラスチック貝塚」の実制作を行った。
プラスチックに関わる複数の企業と連携していく場として、アートは重要な機能を担うことができるという認識から、運動を継続している。




