「東京芸術文化創造発信助成」は、東京における多様な創造活動とその担い手を支援するため、東京を拠点とする芸術家及び芸術団体等に対して活動経費の一部を助成します。
活動の目的や助成機関に応じて4つのカテゴリー別に公募を行っており、カテゴリーI [単年助成]芸術創造活動では、東京都内において実施される上演・コンサート・展示・上映・アートプロジェクト等の創造活動や、東京都内又は海外で実施される国際的な芸術交流活動を支援します。
申請受付期間
2025年7月1日(火)10:00~8月5日(火)18:00
公募の申請方法はオンラインとなります。申請フォームより申請者の登録及び各項目への入力、必要書類のアップロードを行ってください。
※公募終了しました。
※助成対象事業が決定しました(2025.12.10)。下記の採択概況(採択一覧はPDFデータ「採択概況」)をご覧下さい。
- 公募ガイドライン
- 2025年度 第2期 カテゴリーI [単年助成]芸術創造活動 公募ガイドライン
- 収支予算書における
消費税について - 収支予算書における消費税について
公募説明会(オンライン)
2025年7月1日に公募を開始する2025年度 第2期「東京芸術文化創造発信助成」について、助成申請を検討されている方を対象にオンライン公募説明会を開催します。参加を希望される方は、各回締切日までに申し込みフォームからお申し込みください。
※「カテゴリーI[単年助成]」、「カテゴリーIII[単年助成 第2期]」について説明いたします。
※参加に際しては、申請を希望されるカテゴリーの「公募ガイドライン」を必ず事前にお読みください。
※公募説明会への参加は助成の採否には影響しません。
※申請にあたってのご質問は、お問い合わせフォームで承ります。
- 日時
- 第1回 2025年7月17日(木)10:30~12:30(予定)
第2回 2025年7月18日(金)18:00~20:00(予定)※手話通訳あり
第3回 2025年7月25日(金)14:00~16:00(予定)※手話通訳あり
※各回とも説明内容は同じです。 - 実施方法
- Zoomによるオンラインミーティング
※参加が決定した方には、開催日前日までに、アーツカウンシル東京よりミーティング参加方法のご案内メールをお送りします。(参加者以外への転送はお断りします。) - 定員
- 各回80名(締切日前に定員に達した場合は、その時点で受付終了となります。)
- 申込方法
- 申し込みフォームより必要事項を入力のうえ、お申し込みください。
※手話通訳が必要な方はフォームにて「手話通訳希望」とお知らせください。(第2回、第3回のみ実施)
・手話通訳の申込は終了いたしました。手話通訳はございません。 - 申込締切
- 第1回 2025年7月16日(水)13:00
第2回 2025年7月17日(木)13:00
第3回 2025年7月24日(木)13:00
(第2回の手話通訳の申込締切は7月10日(木)15:00、第3回は7月16日(水)15:00)
※アーツカウンシル東京からの参加受付メールをもって受付完了となります。
※締切日前に定員に達した場合は、その時点で受付終了となります。 - 注意事項
- ・参加受付及びミーティング参加方法のご案内メールは〈setsumeikai*artscouncil-tokyo.jp〉からお送りします。このアドレスからのメールが受信できるように設定をお願いします。(*を@に置き換えてください)
・開催日前日までにアーツカウンシル東京からのメールが届かない場合は、お手数ですがご連絡ください。
・公募説明会への参加は助成の採否には影響しません。
・お預かりした個人情報は厳重に管理したうえで、本公募説明会の運営に関わる連絡にのみ使用いたします。
募集要項
- 対象となる事業の実施期間
- 2026年1月1日以降に開始し、2026年12月31日までに終了する事業
- 対象となる事業
- (1)都内での芸術創造活動
都内で実施する上演・コンサート・展示・上映・アートプロジェクトその他の創造活動
(2)国際的な芸術交流活動
海外公演・展示、国際コラボレーション、国際フェスティバル、招聘公演・展示等 - 対象となる申請者
- (1)東京都内に本部が所在する団体(芸術団体、民間の劇場・アートスペース、実行委員会等)
※法人格の有無、種別は問いません。
(2)東京都在住の個人(芸術家、プロデューサー、企画制作者等) - 実施場所
- 東京都内又は海外
※オンライン公開を含む。 - 対象となる芸術分野
- 音楽、演劇、舞踊、美術・映像、伝統芸能、複合(核となる分野を特定できない芸術活動)
※美術・映像分野において表現方法として映画は対象となります。
ただし助成対象事業において、映画作品の一般興行・配給・セールス等を行うことはできません。 - 申請上限額
- (1)都内での芸術創造活動
【団体】200万円
【個人】50万円
かつ、助成対象経費の1/2以内
(2)国際的な芸術交流活動
【団体】400万円
【個人】50万円
かつ、助成対象経費の1/2以内
※助成金額は、当助成プログラムの基本方針や予算額等を総合的に判断して算定するため、申請額に満たない場合があります。また、1,000円未満は切り捨てとなります。
※2025年度公募より消費税及び地方消費税は全て助成対象となりません。ご注意ください。 - 申請方法
- 申請書類の提出方法は、オンライン申請となります。
申請フォームより、申請者の登録及び各項目への入力、必要書類のアップロードを行ってください。 - 申請受付期間
- 2025年7月1日(火)10:00~8月5日(火)18:00
※受付期間を過ぎた申請は一切受け付けません。 - 公募ガイドライン
- 2025年度 第2期 カテゴリーI [単年助成]芸術創造活動 公募ガイドライン
- 収支予算書における
消費税について - 収支予算書における消費税について
注意事項
※公益財団法人東京都歴史文化財団が管理運営する各施設との共催事業や提携事業等は助成対象となりません。
※東京都や公益財団法人東京都歴史文化財団が主催、共催する事業、あるいは東京都や公益財団法人東京都歴史文化財団から補助金、支援金、助成金、委託費等が支給されている事業又は支給を予定されている事業は、助成対象になりません。ただし、アーツカウンシル東京が実施する「東京芸術文化鑑賞サポート助成」の助成金が支給されている事業又は支給を予定されている事業については、当助成への申請が可能です。
採択概況 [PDF]
◆申請件数(採択件数):214件(53件)
《音楽分野》
◆申請件数(採択件数):41(13)
内訳:都内での芸術創造活動 38(12)
国際的な芸術交流活動 3(1)
◆採択率:31.7%
41件の申請があり、13件が採択されました。初申請は全体の半数を占めましたが、そのうち2件のみが採択となりました。また、今回採択された事業は、活動成熟・トップ期の申請が多くなりましたが、事業内容の傾向としては、演奏者と作曲家等とが協働し、国際的な視座において新たなレパートリーを開拓する創造的活動が多くなりました。また、新たな工夫や視点を加えた再演を主とする事業も採択となっています。なお、ガイドラインに記載のとおり、当助成では普及啓発を主な目的とする事業は対象としていませんのでご留意ください。ステップアップを目指す若手・中堅からの積極的な申請を期待しています。
《演劇分野》
◆申請件数(採択件数):87(13)
内訳:都内での芸術創造活動 80(11)
国際的な芸術交流活動 7(2)
◆採択率:14.9%
第2期の申請件数は過去最多の87件となり、2024年度第2期より17件増加しました。申請の内訳では、活動基盤形成期が約半数と最も多く、活動拡大・発展期と合わせて全体の8割を占めました。内容面では戦争やジェンダーといった社会課題を、演劇を通じて問い直そうとする申請や、コロナ禍以降、地域や国際社会へと創作の視野を広げた作品が多く見られました。スタートアップ助成を経て次の段階へ進む団体や、コンセプトや上演プランの深化によって新たな表現に挑む事業、活動規模拡大の契機となり得る事業が採択されています。一方で、再演や既存戯曲のリクリエーションは多く見られましたが、創作面でのアップデートが十分に確認できず、影響力や波及力の点でも向上が見込めない事業は採択に至りませんでした。申請事業ならではの新たな取り組みや工夫を盛り込むなど、意欲的な申請を期待しています。
《舞踊分野》
◆申請件数(採択件数):10(5)
内訳:都内での芸術創造活動 7(3)
国際的な芸術交流活動 3(2)
◆採択率:0.5%
申請件数は10件で、全て団体からの申請でした。活動ステージは活動拡大・発展期の団体が申請の7割を占めました。スタートアップ助成や、東京芸術文化創造発信助成の単年助成や長期助成の支援を受けながら継続的に活動を発展させてきた団体による、独自の表現を更に探求する公演事業等が採択となっています。また、アメリカの複数都市をまわる波及力の見込める国際的な芸術交流活動2件が採択となりました。スタートアップ助成を経て次のステージに活動を進める若手からの申請や、個人による挑戦的な活動、フェスティバルやコラボレーション等に取り組む事業等の申請にも期待しています。
《美術・映像分野》
◆申請件数(採択件数):27(3)
内訳:都内での芸術創造活動 18(1)
国際的な芸術交流活動 9(2)
◆採択率:11.1%
今期は活動ステージ別にみると、活動基盤形成期、活動拡大・発展期の申請者が全体を占め、活動成熟・トップ期からの申請がみられませんでした。第1期と比較し、初申請の割合が85%から60%に減少し、これまでに申請のあった個人や団体からの新規事業の取り組みについての申請がありました。国内での事業では、着実に実績を重ねている団体から、新たな試みに取り組む事業が採択となり、国際的な芸術交流活動としては、3か国の作家が展覧会と出版物の共同制作を行うもの、また多様な文化背景を持つ人々と協働してパフォーマンスを実施し、革新性が見込まれる事業が採択になっています。今後も挑戦的・革新的な企画の申請を期待しています。ただし申請においてはコンクールやコンテストを主な目的とするものや、美術作品の販売を含む事業は助成対象とはなりませんのでご注意ください。
《伝統芸能分野》
◆申請件数(採択件数):18(11)
内訳:都内での芸術創造活動 16(10)
国際的な芸術交流活動 2(1)
◆採択率:61.1%
今期の申請件数は18件と例年並みで、そのうち約3割にあたる6件が初申請でした。当分野の採択率は例年5割程度と他分野より高い傾向にありますが、今期は革新性と継承性の両面から評価できる事業が多く、申請事業の約6割にあたる11件が採択となりました。一方、当助成では、活動基盤形成期及び活動拡大・発展期にあると思われる芸術団体等への助成を優先していますが、活動基盤形成期の採択は1件に留まりました。要因として、事業計画に未定の部分が多く、申請書類の記述が不明瞭で、事業の水準を見通せないものが少なくなかったことが挙げられます。種目別では、邦楽、日本舞踊、能楽、雅楽、演芸(落語)など多岐にわたりました。また採択事業には、海外作曲家への委嘱とストリングカルテットとの共演を行う邦楽団体による公演、ドイツの国際的な音楽祭のフィナーレを飾る能楽公演など、国際性が高い事業が複数あったことも特徴的でした。
《複合分野》
◆申請件数(採択件数):31(8)
内訳:都内での芸術創造活動 24(5)
国際的な芸術交流活動 7(3)
◆採択率:25.8%
今期は31件の申請があり、活動ステージ別にみると活動基盤形成期が約半数、活動拡大・発展期と活動成熟・トップ期がそれぞれ四分の一程度となりました。申請内容は、VRやメディアアートを活用した企画や、展示・パフォーマンス・レクチャー・上映を行う国際芸術祭、芸術分野を横断した実験的な取り組み等、複合分野ならではの多様な申請がありました。その中から、既存の芸術分野の枠組みでは捉えられない創作に取り組む企画や、独自性のあるドキュメンタリー映像の上映会、アジアの複数都市からの参加者で共同制作を行う国際的なコラボレーション事業など、実現性が高く、独創的と認められる事業が採択となりました。
本件に関するお問い合わせ
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
活動支援部 助成課 助成係
TEL:03-6256-8431(平日10:00~18:00)
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