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2025年9月7日(日)~2026年1月下旬( 全10回程度)
※初回ミーティング:2025年9月7日(日)、準備体操:9月28日(日) 以降は活動内容に沿って活動日を決めます。 - 開催場所
- 多摩地域各所 ほか ※内容に沿って活動場所を決めます

「多摩の未来の地勢図 Cleaving Art Meeting」では、これまで地域のなかで「ケア」を考える場をひらいてきました。社会的養護にかかわる場を訪ね、働く人たちと身体を動かし、語らってみる。こどもとケアに関心のある人たちと物語や演劇を手がかりにワークショップや対話の場をつくってみる。こうした経験を経て、今年度は、自ら活動を企画運営するメンバーを募集します。
活動は大きなワークショップをしたり、ものを作るわけではありません。事務局による詳細の計画がある訳でもありません。参加メンバーのみなさん、ゲストや事務局のメンバーなど、この場に集った人たちが日々の関心や問題意識、ちょっとした喜びや違和感を持ち寄り、コミュニケーションを重ね、誰かの話や他の活動に触れながら、ケアについて考え、それぞれの活動を発酵させるように立ち上げることを試みます。
キーワードは「パンク」です。日々の生活にある小さな声から、力を持ち寄り、ここにはいない誰かを想像する。このことばに込められた考え方を手がかりに、一緒に何かをはじめてみませんか?
パンクは、1970年代後半に生まれたロックミュージックのジャンルで、反体制的なメッセージや、シンプルで攻撃的なサウンドにメッセージを込める。DIY(Do It Yourself=自分達でやる)をスローガンとして掲げ、アナキズム、または左翼的メッセージを歌うバンドが多くある。今回はこのパンクの哲学やアイデアやパンク的態度を傍らにおいて活動してみたいと思います。
すすめかた・ワークショップの構成
メンバ ー(ゲスト、事務局を含みます)と一緒に「描く」「訪ねる/尋ねる」「対話する」などの行為を通してケアについて考えます。
1 「初回ミーティング」、2 「準備体操」はメンバー全員で行います。3 「実際にやってみる」は参加メンバーが中心となり、事務局、ゲストが運営します。a.b.c.全ての回に参加しても、いずれか一つへの参加でも結構です。また、a.b.c. はそれぞれ必要に応じて交流、合流します。4 「Labo」では、3 での気づきを発酵させるため、何回かのワークショップを全員で行います。
- 初回ミーティング(9月7日)
メンバー、ゲストと顔合わせの機会を持ちます。なぜ参加してみたいと思ったのか、ケアについて考えていること、この企画の意図などを共有します。 - 準備体操
いろんなコミュニケーション─言葉だけではない─を考える。仕草や気配、記述の方法、発話など、その人ならではの、ものごとや気持ちの伝え方について考えてみます。他者との出会い、草木や森、土壌中の微生物など、自分を取り巻く世界の豊かさを想像し、感知し、知覚の回路をひらきます。 - 実際にやってみる
a. 描いてみる
おしゃべりをしながら、散歩をしながら、お茶を飲みながら「〜をしなければならない」という縛りを少しほぐして、描くことを間に挟んで、周りの人たちと、 自分自身と対話を試みます。
b. 訪ねる/尋ねる
例えば誰かの友人を訪ねてみる、初めて訪れる場所、初めて会う人、初めてかわす会話を通して自分自身を振り返ってみます。その経験を次の訪ねる/尋ねるにつなげます。
c. 対話する
一つの読み物などをともに読むこと、書いてみることを通して、それぞれの気づき、より掘り下げてみたい発見などを語り、考えます。 - Labo 発酵させる、深める
a,b,c の各活動の経験をめぐって皆さんで対話したり、掘り下げたり、気づきを発酵させることを意図したワークを行います。期間中に複数回設けます。
ゲストメンバー
花崎攝(はなさ きせつ)
シアター・プラクティショナー、野口体操講師。ロンドン大学ゴールドスミス校芸術学修士。演劇を通していろいろな人が出会い、社会や自分のことについて、いつもとは違った仕方で、共に考えるようなプロジェクトを多数行っている。主な仕事に、公募で集まった人の経験を聞き合って演劇の形で表現し共有する「地域の物語」シリーズ(世田谷パブリックシアター)など。
田中真実(たなか まみ)
認定NPO法人STスポット横浜 副理事長・事務局長。大学では地理学を、大学院では都市計画を学び、地域と芸術文化の関わりについて関心を持つ。2008年よりSTスポット横浜に入職。教育や福祉分野でのアーティストによるワークショップなどのコーディネート、芸術文化分野の助成事業などを通して、芸術文化分野での中間支援のあり方について模索し続けている。
※ 多摩の未来の地勢図の「ケア」にまつわるワークショップに関わってきたメンバーも参加予定です。
参加費
無料
※ただし、移動にかかる費用、活動中個人的に必要と思われる資材などは自己負担となります。
募集人数
10名
※応募者多数の場合には抽選させていただきます。
申込方法
下記の①②③をご記入のうえ、オンラインフォーム、メール、ハガキのいずれかの方法でご応募ください。
①お名前
②連絡先の電話番号、またはメールアドレス
③参加してみたいと思ったきっかけ
・オンラインフォーム
・メール:artfullaction@gmail.com
・ハガキ:〒184-0006 小金井市本町 6-5-3 シャトー小金井2F「NPO法人アートフル・アクション パンク+ケア ワークショップ」宛
申込締切
2025 年8月29日(金)
※ 8月31日(日)頃に抽選の結果と参加の方法についてお知らせします。
注意事項
- プログラムは変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
- お申込み時にお預かりした個人情報は、厳重に管理し、本事業の運営及びご案内のみに使用いたします。
- プログラム実施中に取材が入る場合や、主催団体のSNS等で発信及び広報物・記録・展示等で使用する写真・動画の撮影をする場合があります。
- 撮影等について何か気になることがある場合は、お申し込み時にお伝えください。
- プログラム実施中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。
- 会期中、参加者のみなさまの保険加入手続きを主催者側でいたします。
- 他の参加者への迷惑行為などがあった場合はご退出いただく場合があります。
クレジット
- 主催
- 東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、特定非営利活動法人アートフル・アクション
お問い合わせ
特定非営利活動法人アートフル・アクション
〒184-0004 東京都小金井市本町6-5-3 シャトー小金井2F
FAX:042-316-7236
E-MAIL:mail*artfullaction.net(*を@に置き換えてください)