欲望の調合

欲望の調合 インスタレーションビュー

欲望の調合 インスタレーションビュー

欲望の調合 インスタレーションビュー
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事業概要
「欲望は外的な要因によって形成される」という前提のもと、社会や他者から定義される健全さ、美意識、性的役割、まなざしによって編まれた“欲望”を、空間・身体・味覚・視覚を通じて解きほぐし、再調合するパフォーマティブ・インスタレーション《欲望の調合》を展開した。クィアカルチャーを背景に、既存の価値観に収まらない“逸脱”としての欲望を可視化。会場はバー/クラブ/発展場のレイヤーで構成し、「調合器」として設計。展示はバーセット、透明樹脂の衣服、人型ミラーボール、飲用の「欲望の原液」、半透明のカーテン、パフォーマンスで構成された。パフォーマンスでは、原液を瓶からグラス、床、オブジェ、身体へと移し変え、飲む、吸い上げる、舐めとる、浸す行為を反復し、〈調合〉と〈逸脱〉の循環を立ち上げた。
- 実施時期
- 2025年7月5日(土)- 6日(日)
- 実施場所
- 光婉 Koen
プロフィール
【伊藤誠一朗】
1997年生まれ。広島県出身。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科ファッション専攻卒業。身体/性をめぐる欲望と装いの制度を主題に、衣装・立体・映像・パフォーマンスを横断して制作。クィア的視点を軸に、「もうひとつの身体」の構築を試みる。2025年に個展《欲望の調合》を発表。
ファッションや映像の分野でも活動しながら、「欲望の装置としての身体/衣服/空間」に 介入する実践を行う。




