伶楽舎雅楽コンサートno.38 王昭君をめぐって
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 一般社団法人 伶楽舎
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
令和3(2021)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーⅠ 単年助成



事業概要
前漢、元帝の時代に匈奴の王、呼韓邪単于に嫁ぎ、悲劇のヒロインとして語り継がれる王昭君をテーマとした、伶楽舎による定期演奏会。 王昭君とほぼ同じ時代を生きた匈奴の日逐王に由来する勇壮な舞楽である「貴徳」、管弦の小品「王昭君」以外にも、伊左治直氏による、王昭君を主題とした小編成作品の「明妃曲」(委嘱初演)、歌謡が重要な要素となる芝祐靖作曲「呼韓邪単于 王昭君悲話」(客演:下野戸亜弓)を演奏しました。 雅楽のルーツのひとつであるアジア西域の歴史や伝説をとおして、古典作品だけでなく、古典雅楽様式に基づく現代雅楽作品、また現代の作曲家による新作に至るまで、遠く長い時間をかけて受け継がれてきた雅楽の魅力を多角的に照射するよう試みました。
- 実施時期
- 2021年12月17日(金)
- 実施場所
- なかのZERO 小ホール(東京都中野区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【一般社団法人 伶楽舎】
雅楽演奏グループ。1985年に芝祐靖が創立。現音楽監督・宮田まゆみ。発足以来、現行の雅楽古典曲だけでなく、廃絶曲の復曲や正倉院楽器の復元演奏、現代作品の演奏にも積極的に取り組む。これまでに湯浅譲二、一柳慧、池辺晋一郎、北爪道夫、細川俊夫、猿谷俊郎、伊佐治直、山根明季子などに新作を委嘱。また、武満徹「秋庭歌一具」は発足当初より重要なレパートリーの一つで、国内外で再演を重ねる。2002年中島健蔵音楽賞特別賞受賞。「伶楽舎第十三回雅楽演奏会~武満徹 秋庭歌一具」で第16回佐治敬三賞受賞。2020年ENEOS音楽賞邦楽部門受賞。