新聞家『白む』
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 新聞家
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成29年度 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第1期

『帰る』(2016) 撮影:松尾宇人

『白む』キービジュアル (絵:菅幸子)
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事業概要
作品のテーマは家族間における「共依存」。肯定に尽きるもろく甘い支え合いを避け、目が醒めるような言葉で互いを照らし出すための対話はいかにして可能か。「還暦祝い」や「ルビー婚式」といったイベントに集う親族のそれぞれが、〈他の家族〉との接触を通して家族の在り方を再考する瞬間を描く。 稽古は週1回。また毎回稽古場にさまざまなゲストを招くことで、演者と演出家の関係の硬直化をすり抜けようと取り組む新聞家。まさに「共依存」への抵抗を孕むその特異な演劇実践が今作で作品化する。
- 実施時期
- 2017年7月20日(木)-25日(火)
- 実施場所
- Buoy[ブイ]/北千住アートセンター(東京都足立区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【新聞家】
演劇作家の村社祐太朗による演劇カンパニー。3331千代田芸術祭2014パフォーマンス部門で中村茜賞を受賞。テキストを他者として扱うことで演者に課せられる〈対話〉を、パフォーマティブな思索として現前させる独特の作品様態が注目を集めている。演劇批評家の内野儀はそれを「本来的な意味での演劇」と評した。