「スタートアップ助成」は、東京の芸術シーンで活動を展開していこうとする新進の芸術家や芸術団体がチャレンジする新たな芸術創造活動を助成します。東京都内又は海外で実施される公演、展示、アートプロジェクト、国際フェスティバルへの参加、国際コラボレーション等を対象とし、若い才能が今後の芸術活動への地歩を築くためのスタートアップを後押しします。
申請受付期間
2025年8月25日(月)10:00~9月25日(木)18:00
公募の申請方法はオンラインとなります。申請フォームより申請者の登録及び各項目への入力、必要書類のアップロードを行ってください。
※公募終了しました。
※助成対象事業が決定しました(2025.12.8)。下記の採択概況(採択一覧はPDFデータ「採択概況」)をご覧下さい。
- 公募ガイドライン
- 2025年度第2回スタートアップ助成 公募ガイドライン
- Q&A
- 2025年度 第2回「スタートアップ助成」に関するよくある質問Q&A
- 収支予算書における
消費税について - 収支予算書における消費税について
公募説明会(オンライン)
2025年度 第2回「スタートアップ助成」について、助成申請を検討されている方を対象にオンライン公募説明会を開催します。参加を希望される方は、締切日までに申し込みフォームからお申し込みください。
※参加に際しては、公募ガイドラインを必ず事前にお読みください。
※公募説明会への参加は助成の採否には影響しません。
※申請にあたってのご質問は、お問い合わせフォームや電話【03-6256-8431】でも随時承ります。
- 日時
- 第1回 2025年9月2日(火)18:00~20:00
第2回 2025年9月11日(木)14:00~16:00(手話通訳予定)
※各回とも説明内容は同じです。 - 実施方法
- Zoomによるオンラインミーティング
※参加が決定した方には、開催日前日までに、アーツカウンシル東京よりミーティングへの参加方法のご案内メールをお送りします。(参加者以外への転送はお断りします。) - 定員
- 各回60名(締切日前に定員に達した場合は、その時点で受付終了となります。)
- 申込方法
- 申し込みフォームより必要事項を入力のうえ、お申し込みください。
※手話通訳が必要な方はフォームにて「手話通訳希望」とお知らせください。
手話通訳の申込締切:2025年9月4日 (木)18:00 - 申込締切
- 第1回 2025年9月1日(月)13:00
第2回 2025年9月10日(水)13:00
※アーツカウンシル東京からの参加受付メールをもって受付完了となります。
※締切日前に定員に達した場合は、その時点で受付終了となります。 - 注意事項
- ・参加受付及びミーティング参加方法のご案内メールは〈setsumeikai*artscouncil-tokyo.jp〉からお送りします。このアドレスからのメールが受信できるように設定をお願いします。(*を@に置き換えてください)
・開催日前日までにアーツカウンシル東京からのメールが届かない場合は、お手数ですがご連絡ください。
・公募説明会への参加は助成の採否には影響しません。
・お預かりした個人情報は厳重に管理したうえで、本公募説明会の運営に関わる連絡にのみ使用いたします。
募集要項
- 対象となる事業の実施期間
- 2026年1月1日以降に開始し、2026年12月31日までに終了する事業
- 対象となる事業
- (1)都内での芸術創造活動
都内で実施する上演・コンサート・展示・上映・アートプロジェクトその他の創造活動
(2)国際的な芸術創造活動
海外公演・展示、国際コラボレーション、国際フェスティバル、招聘公演・展示等 - 対象となる申請者
- 東京を拠点に芸術活動を行い、東京の芸術シーンの次代を担うことが期待される個人(新進の芸術家、プロデューサー、企画制作者等)又は新進の団体(芸術団体、実行委員会等)
※個人の場合:申請する分野において、都内で自ら公開活動を初めて主催してから3年未満であること、又は、都内で自ら主催した公開活動の実績が5回以内であること。
※団体の場合:団体設立から3年未満であること。法人格の有無、種別は問いません。 - 実施場所
- 都内又は海外
※オンライン公開を含む - 対象となる芸術分野
- 音楽、演劇、舞踊、美術・映像、伝統芸能、複合(核となる分野を特定できない芸術活動)
- 申請上限額
- 団体:100万円
個人:30万円
かつ、助成対象経費の範囲内
※2025年度公募より消費税及び地方消費税に相当する額は全て助成対象とはなりません。ご注意ください。 - 申請方法
- 申請書類の提出方法は、オンライン申請となります。
申請フォームより、申請者の登録及び各項目への入力、必要書類のアップロードを行ってください。 - 申請受付期間
- 2025年8月25日(月)10:00~9月25日(木)18:00
- 公募ガイドライン
- 2025年度第2回スタートアップ助成 公募ガイドライン
- Q&A
- 2025年度 第2回「スタートアップ助成」に関するよくある質問Q&A
- 収支予算書における
消費税について - 収支予算書における消費税について
注意事項
※公益財団法人東京都歴史文化財団が管理運営する各施設との共催事業や提携事業は助成対象となりません。
※公益財団法人東京都歴史文化財団及び東京都の主催・共催事業、あるいは公益財団法人東京都歴史文化財団及び東京都の補助金、支援金、助成金、委託費等が支給されている事業又は支給を予定されている事業は、助成対象になりません。
採択概況[PDF]
◆申請件数(採択件数):192件(46件)
スタートアップ助成は、東京の芸術シーンで活動を展開していこうとする新進の芸術家や芸術団体等がチャレンジする新たな芸術活動を支援する助成プログラムです。2025年度第2回の本公募では、192件の申請があり、46件の採択となりました。申請件数は、前回(2025年度第1回)の232件より減少しました。
今回の公募でも、申請者名と主催名義等の不一致、所在地確認書類や収支予算書の不備などが多く見られました。申請者名、主催名義、団体申請においては定款・規約等の名称が一致していることが必須要件となりますのでご注意ください。申請フォームの入力が終わっても、再度入力内容を見直し、アップロードしたファイルも間違いがないかのチェックを行ってから提出ボタンを押していただくようお願いします。締切が迫ると内容の確認が甘くなることも考えられますので、締切までに余裕を持った申請書作成のスケジュールをご検討ください。
なお、展示物、制作物等の販売活動を主な目的としているため助成対象とならない事業の申請も見受けられました。事前に要件を十分ご確認の上、ご申請くださいますようお願いします。
当助成プログラムでは、事業内容が明確であり、実現にあたっての予算やスケジュールが適切に計画されている事業を助成対象としています。年3回の公募を行っておりますので、事業の具体性や実現性を明確にして、適切な時期にご申請いただきますようお願いします。
申請書の作成にあたっては、公募ガイドラインやQ&Aを事前に良くご確認いただき、ご不明な点がありましたら、お電話や「お問い合わせフォーム」での問い合わせや公募説明会での質問も受け付けておりますのでどうぞご利用ください。
《音楽分野》
音楽分野では、44件の申請があり、うち8件が採択に至りました。現代音楽を中心に、アンビエント・ミュージック、オペラ、ケルト音楽など、多様な領域で活動する事業者が採択されています。採択されたのはいずれも、申請者の過去の実績を踏まえた上で、新たな挑戦のコンセプトやその具体的内容が明確に記されている申請でした。また、事業の目的の達成のために、制作のプロセスや発表の形態において工夫が見られる事業が多かったことも特徴です。一方、申請者自身の活動の独自性の言語化や、それに基づいた演目や演出の詳細についての説明が不足している申請については、採択に至りませんでした。また、「過去の活動内容を示す資料」において、申請者の名義が確認できなかった申請も複数見られ、要件不備により不採択となっています。ご申請にあたっては、公募ガイドラインをご参照の上、要件を満たしているか、「審査の観点」に沿った申請内容となっているかについて、今一度ご確認をお願いいたします。
《演劇分野》
演劇分野では、85件の申請のうち、19件が採択となり、2024年度に年3回の公募になってから最も多い採択件数となりました。脚本家や演出家以外が企画の中心を担い、演劇創作のプロセスや作品上演の前提を問い直そうとする申請が多く見られました。また、今回採択された事業の中には、ワークインプログレスやリーディング公演、試演会など、長期的な創作計画や作品を発展させていく過程に位置付けられた申請も複数ありました。一方、「事業の目的」や「特に取り組むこと」で申請者ならではの独自性やチャレンジ性が十分に書き込まれていない申請や、事業目的達成のための予算計画や実施体制が不明瞭である申請は不採択となっています。過去に不採択だった申請や別の事業で不採択であった申請者であっても、申請内容や事業計画の練り直しがなされ、採択に至った場合もあります。申請に当たっては公募ガイドラインをご参照の上、提出前には申請書の各項目を今一度ご確認ください。
《舞踊分野》
舞踊分野では、14件の申請のうち、7件が採択に至りました。申請があったジャンルは、コンテンポラリーダンスが最も多く、他に舞踏、フラメンコ、クラシックバレエ、ストリートダンス、エアリアル、アルゼンチンタンゴなど幅広い申請がありました。今回採択された事業は、過去に採択歴のある申請者による事業が5件あり、いずれも申請者にとってステップアップとなる点が明確に示されていました。一方で、当助成プログラムは新進の芸術家や芸術団体等がチャレンジする新たな芸術創造活動に対する助成であり、作品コンセプトや創作方法といった創造性に関する具体的な記載や考察が乏しい申請、人材育成の要素が強い申請については当助成プログラムの主旨と合致しないため、採択に至りませんでした。
《美術・映像分野》
美術・映像分野では、28件の申請があり、6件が採択となりました。社会課題や文化的背景を起点に国内外の作家と協働する挑戦性の高いグループ展やアートプロジェクト、展示計画が具体的で実現性の高さが示されている個展が採択に至っています。テーマに独自性があり、参加作家や実施場所、展示・発表方法に至るまで、必然性をもって選択されていることが見て取れる事業が高く評価されました。一方、不採択となった事業の約7割が要件不備でした。団体申請においては、本来一致すべき申請団体名、主催者名、定款・規約記載の団体名の不一致、「過去の活動内容を示す資料」で申請団体名のクレジットが確認できない、「前年度の会計資料」として他団体・法人のものが提出されているなどの不備が目立ちました。また、個人申請では、予算書が正しく記載されていない等の不備がありました。なお、美術作品の販売を含む事業、コンクールやコンテストを主な事業内容とするものは助成対象になりませんのでご注意ください。事業内容が評価できるものであっても、必要書類に不備がある場合は採択となりません。時間に余裕をもって準備し、不備が無いかご確認の上ご提出くださいますようお願いします。
《伝統芸能分野》
伝統芸能分野では、6件の申請があり、3件が採択に至りました。今回採択となった事業は、伝統芸能分野における現状課題や自身の活動テーマに対し独自の視点から内容が検討された、独自性・チャレンジ性の高いものでした。さらに、企画の主旨や目的に対する計画が具体的かつ明確に記載されており、実現性を高く評価できる事業が採択に至っています。一方で、今回は申請要件を満たさない申請や本助成プログラムの主旨に合致しない申請も複数ありました。「過去の活動内容を示す資料」は申請者名や申請団体名での活動が確認できることが必要です。団体の構成員の個人の活動は実績として認められません。申請時にはガイドラインをよくお読みいただき、ご不明な点は事前にお問い合わせください。
スタートアップ助成の伝統芸能分野への申請数はやや減少傾向です。ご自身の活動の中で感じられた課題や目標を起点とし、ぜひ今後の活動へのステップアップとなる企画をご検討いただければと思います。意欲的なご申請をお待ちしています。
《複合分野》
複合分野では、15件の申請があり、3件が採択となりました。今回は、音楽、スポーツ、お笑いなど多様な領域を横断したソロパフォーマンスを行う事業、ダンサーや俳優、音楽家など多様なアーティストが出演者となり実験的な振付作品の創作に挑戦する事業、ダンサーが展示をメインとしたインスタレーションを制作する事業が採択されました。一方で、多ジャンルのアーティストが協働する必然性、事業実施にあたっての具体的方法が読み取れない事業等は不採択となっています。
本件に関するお問い合わせ
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
活動支援部 助成課 助成係
TEL:03-6256-8431(平日10:00~18:00)
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