ー少し違う道を歩んだ日本の話。
無作為に選ばれた若者が原発の廃炉作業を行うことを定めだ法律「移送法」。
「移送法」で選ばれた若者たちの日常と、「移送法」についての映画を撮る映画監督の日々が複雑に繰り返される。その中で、「原発の廃炉」と「現実との距離感」といったテーマを明らかにして行き、現代の人々が目を逸らした問題意識を抉り出した。
作・演出:木原彰一
出演者:石井千尋・織邊弘士郎・櫻井優生・中橋茉佑・中村海斗・野中大・武藤壮哉
スタッフ:高瀬悠・藤井脩平・青山瑞季・大貫詞葉・山田航太郎
【Mavolatory】
Mavolatoryは2023年、慶應義塾大学の演劇サークルに所属する木原彰一を中心に結成された演劇ユニット。由来は、日本のダダ運動の先駆者MAVOと「実験室」を意味するLabolatoryを掛け合わせた造語。主宰の木原が描く、日常の延長にある「遠すぎず近すぎない世界」をテーマにした脚本を基に、社会の問題や不条理を浮き彫りにする作品を制作。巨大な布や手紙など独自の小道具を使い、観客の想像力を掻き立てる演出が特徴である。
Mavolatory
木原彰一
mavolatory@gmail.com
王子小劇場(東京都北区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。