アーツカウンシル東京とは

機構長のご挨拶

アーツカウンシル東京
機構長 三好勝則

芸術文化の創造を促進する、潤いのある地域社会

東京は、刺激に溢れ新しい動きが次々と生み出される都市です。その源泉のひとつとなるのが芸術文化です。芸術文化は人間の潜在力を引き出し、組織や社会に多様性を取り入れて活性化させる力を持っています。古くから海を越えた交流によって独自の文化を発展させてきた日本の中心として、東京では様々な芸術文化が培われて、生活の中にも根付いています。文化的要素として享受するだけでなく、日常に見聞する街並みや使用する道具、生活様式として受け継がれてきています。芸術文化の力によって将来に向けた都市の活動を再構築する、これを東京都の文化政策は求めています。


芸術文化創造の推進

東京芸術文化評議会から東京都知事への提言に基づいてアーツカウンシル東京は2012年に発足し、2015年には同じく東京都歴史文化財団で東京文化発信プロジェクトとして実施してきた事業を統合して、東京の芸術文化創造をさらに促進することとなりました。

東京都の文化政策を推進するアーツカウンシル東京の理念は、次の三つに集約されます。

第一は、それぞれの地域や人々が持つ個性豊かな創造性を引き出す多様な芸術文化活動を支援していくことです。規格に合わせることではなく、企画できることです。

第二は、専門的かつ長期的な視点に立った芸術文化創造の環境を整えることです。一つの活動が感動や反発を呼びながら次の活動を生み出す、その連鎖反応が都市の活力の源泉となります。芸術文化が将来に向けた都市の発展の原動力となるための基盤造りです。

第三は、芸術文化関係者、民間団体、企業と行政との橋渡しによって、協働してお互いの力を最大限に発揮することです。東京には既に沢山の芸術文化活動があり、これからも生まれてきます。

様々な資源の集積である芸術文化は、民間と行政、民間と民間が力を合わせることによって、より大きな成果を得ることができます。アーツカウンシル東京は、その推進役を目指します。


社会の基盤となる芸術文化活動の展開

2020年に東京でオリンピック・パラリンピックが開催され、スポーツ競技と併せて文化プログラムが実施されます。これを大きな契機として、活力ある都市東京の姿を共有し、政治経済を超えたアジアでの繋がりによって相互に刺激し合う関係を構築し、将来に遺していくための取り組みを着実に展開していくこととします。

芸術文化は過去から未来への膨大な積み上げによって、より大きな価値が生まれてきます。一時の繁栄、特定の個人や団体の成功に終わることなく、共通の財産として受け継いでいくことが必要です。アーツカウンシル東京は、国内外で多くの個人・団体とネットワークを構築し、芸術文化が社会の基盤となるための施策を実施していきます。皆さんのご協力をお願いします。