アーツカウンシル東京では、2015年度から2021年度まで、オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げ、“芸術文化都市東京”の魅力を発信するため、Tokyo Tokyo FESTIVALとして多彩な文化プログラムを展開してきました。
2016年度には、リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会における現地での取組として、「東京キャラバン」、「TURN」に加え、「リオ伝統芸能公演 TOHOKU&TOKYO in RIO」を実施しました。
また、オリンピック・パラリンピックへの気運を醸成するため、東京文化プログラムに参画する事業を民間から募る「東京文化プログラム助成:気運醸成プロジェクト支援」を開始しました。秋には東京2020大会組織委員会等との共催による「幕開き(まくあき) 日本橋 ~東京2020文化オリンピアードキックオフ~」や、復興五輪の一環として東北文化を発信する「TOKYO SHINTORA MATSURI 東京 新虎まつり」を開催しました。
2017年度には、斬新で独創的な企画や、より多くの人々が参加できる企画を公募しました。28日間の公募期間に、国内外から2,436件にのぼる応募が寄せられ、13件が選定されました。この13の企画を「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」と総称し、オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けた準備を始めました。また、民間企業等と連携し、都民の芸術文化活動の発表機会を創出する事業「トパコ(都民パフォーマーズコーナー)」を開始しました。「東京文化プログラム助成」(2018年度に「Tokyo Tokyo FESTIVAL助成」に名称変更)では、新たに「市民創造文化活動支援」、「海外発文化プロジェクト支援」、「未来提案型プロジェクト支援」の3つのカテゴリーを追加しました。
2018年度には、Tokyo Tokyo FESTIVALを効果的にプロモーション・ブランディングし、芸術文化の魅力を広く発信するため、「Tokyo Tokyo FESTIVALプロモーション・ブランディング事業」を開始しました。
2019年度には、「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」のうち『DANCE TRUCK TOKYO』のプログラムの一部と、『Light and Sound Installation “Coded Field”』を先行実施しました。また、都内区市町村と連携した「Tokyo Tokyo FESTIVAL助成:地域文化活動支援」を開始しました。
2020年度は、新型コロナウイルス感染症が世界的な広がりとなり、東京2020オリンピック・パラリンピックの延期により、Tokyo Tokyo FESTIVALの期間も1年延長しました。
2021年度は、感染対策を徹底しながら9月まで各プログラムを展開し、Tokyo Tokyo FESTIVALの集大成としました。
アーツカウンシル東京では、これらの事業を展開し、より多くの都民が文化プログラムに参加できる機会をつくり出すとともに、芸術文化都市東京の魅力を国内外により一層発信しました。Tokyo Tokyo FESTIVALとしての展開は2021年度で終了となりますが、これからも芸術文化の力で東京の魅力を高めることに寄与できるよう、様々な事業を展開していきます。
アーツカウンシル東京の事業の紹介