ライブラリー

コラム & インタビュー

アーツカウンシル東京のカウンシルボード委員や有識者などによる様々な切り口から芸術文化について考察したコラムや、インタビューを紹介します。

2024/03/07

東京という「文化都市」の可能性
〜ロバート キャンベルさんに聞く

ロバート キャンベル

コロナ禍が落ち着き、東京を訪れる訪日外国人の数が増えている。そこで、近世・近代を専門とする日本文学研究者で、古典芸能やアートなどにも造詣が深い早稲田大学特命教授のロバート キャンベルさんを迎え、世界のなかで東京が持つ「文化都市」としての特徴についてお話を伺った。

2024/02/05

コロナ禍で出会った「芸術」の場所。パンデミックとそれからの世界(後編)

藤原辰史

農業史と環境史の歴史学者として活躍する藤原辰史に、パンデミック下での経験・思考、そして現在からの展望を聞くインタビュー。前編では、コロナ禍で出会った人々やアーテ...

2024/02/01

コロナ禍で出会った「芸術」の場所。パンデミックとそれからの世界(前編)

藤原辰史

地球規模のパンデミックが次第に収束し、経済や文化が活発に動き出した一方、戦争や民族対立が再び顕在化しつつある現在。この困難な状況に、人はいかなる希望を見出すこと...

2024/01/11

芸術文化の担い手は生成AIとどのように向き合えばよいか

水野祐

2023年は生成AIの話題で持ち切りでした。芸術文化の担い手であるみなさんも生成AIの話題について聞いたり、脅威を感じたりしているかもしれません。筆者はテクノロ...

2022/04/01

CASE06
リフレクション:コロナ禍の先に文化の「土壌」を耕すために(後編)

吉見俊哉

吉見氏は、コロナ禍が浮き彫りにした日本の状況を、文化芸術の社会的位置づけの脆弱さと「職能」意識の欠如だと指摘。さらに、接触や交流を禁じる「反芸術的」な状況の先では、「共にいる」ことを巡る思考が重要になるとしたうえで、日本の課題を、文化の「土壌」を耕す意識の構築にあると話した。その語りは、危機の時代にあって、幅広い射程で芸術や文化の根本的なあり方を考えさせてくれる。

2022/04/01

CASE06
リフレクション:コロナ禍の先に文化の「土壌」を耕すために(前編)

吉見俊哉

さまざまな専門家の寄稿を通じて、コロナ禍における各国の文化芸術の動向を紹介してきたシリーズ「アーツ・オン・ザ・グローブ」。その最終回として、社会学者で東京大学大学院情報学環教授の吉見俊哉氏をゲストに迎え、この企画の監修者を務める東京経済大学コミュニケーション学部教授の光岡寿郎氏を聞き手にお話を伺った。

2021/12/28

CASE05
ドイツ:ドイツのコロナ禍文化政策をまなざすことで見えてくる日本の「これから」(後編)

秋野有紀

ドイツの文化支援に関する不正確な情報が、等身大以上の理想的なイメージを拡散した点は否めない。とはいえ、コロナ禍に対処するドイツの文化政策には、それらを差し引いても、日本で好意的にまなざされることとなった側面が、もうひとつあった。文化と民主社会を絡めて話したグリュッタースの数々の発言である。

2021/12/21

CASE05
ドイツ:ドイツのコロナ禍文化政策をまなざすことで見えてくる日本の「これから」(前編)

秋野有紀

「ものの豊かさから心の豊かさへ」──戦後日本の文化行政の展開を時代背景とともに語るとき、当然のように繰り返され、使い古されてきたこの定式。その恐ろしい「呪縛」に気づいたのは、世界を未曾有の危機に陥れたあのパンデミックの渦中だった。

2021/11/19

CASE04
香港:コロナ禍でのチャンスとは

高橋瑞木

2019年の抗議運動とそれに続くコロナ禍、またその最中に導入された国家安全法と、香港は社会の目まぐるしい変化を経験している。

2021/09/17

CASE03
台湾:コロナ禍のなか、台湾における美術館、博物館の状況

黃姍姍

2019年末、まだ正体の分からないウイルスによる中国武漢での異常な感染状況が発覚した。痛ましい「SARS(重症急性呼吸器症候群)」の経験を持つ台湾政府は、いち早く警戒を強め、その感染症について12月31日に記者会見を行い、同日武漢からの渡航者の検疫を始めた。