アメリカの作家ソローの古典『ウォールデン』を原作に、『森の生活』を上演した。この作品は、様々なテキストと形式のコラージュによって制作された。舞台上に多様な形式を混在させることによって、『ウォールデン』のテーマでもある「ひとがどういきるか」を、多角的な視点で表現した。主な出演者はあくびがうつるのメンバー。構成・演出を共同で行う共同制作のスタイルで制作された。この公演は、あくびがうつるが継続的に取り組んでいる共同制作の方法をさらに洗練するために行われた。具体的には制作の記録と公開を目的にした。公演期間には、「つくりかた」をかんがえるワークショップを開催し、演劇のプロフェッショナルでないひとたちとともに、作品の作り方を考えた。
【あくびがうつる】
「みるといい気分になれる安眠パワフル演劇チーム」。下沢杏奈、清水詩央璃、薄田澄子、三谷亮太郎、森田諒一で構成されている。演劇以外のバックグラウンドを生きてきた5人がそれぞれに違う方法で演劇をみつけ、「いつでもどこでもだれとでも」を掲げて5人でチームをまもっている。多様な作品制作を通じて、演劇とコミュニティをつくり、「あくびがうつる」という場をつくることを目標にしている。
あくびがうつる
森田諒一
akubi.ga.utsuru@gmail.com
王子スタジオ1(東京都北区)
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