本公演はテーマとしてルーマニア生まれのシュルレアリスト、ゲラシム・ルカ Ghérasim Luca を据え、パリ在住の作曲家・青柿将大、作曲家/メディアアーティスト・小宮知久、ソプラノ・溝淵加奈枝、打楽器奏者・八木友花里の日本国内外において近年の活躍が目覚ましい音楽家4人によって開催された。それぞれが彼の痙攣的作品と呼応するようなパフォーマンス作品を制作・発表し、公演と同時に小宮・青柿作品、ゲラシム・ルカ関連資料の展示も行った。
またゲストとしてルカの詩の朗読をライフワークの一つとするフランス人舞台俳優、クリストフ・コラン Christophe Collin を招聘し、パフォーマンスを発表してもらった。
【小宮知久】
メディアアーティスト、作曲家。音楽のさまざまな規範や形式をラディカルに問い直すべく、現代のメディア環境と身体性を考察して新たな音楽を探究している。楽譜ベースの音楽作品から電子音響作品、メディアパフォーマンス、インスタレーションなど領域横断的に制作していて、近年では展示とライブパフォーマンスを組み合わせた形式で作品を国内外で発表している。
第24回文化庁メディア芸術祭アート部門新人賞、第87回日本音楽コンクール作曲部門第2位。
小宮知久
メディアアーティスト/作曲家
小宮知久
chikukomiya524@gmail.com
マトレゼルバ(パリ/フランス)
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