少女を描くイラストレーター兼演出家と少女性を追求する脚本家がタッグを組んで企画した演劇公演。
出演者:石倉来輝、畑中咲菜、中嶋真由佳。
能の演目「定家」を翻案して物語の背景を大正時代に移し、さらに現代からの回想という構造を取ることで室町-大正-現代の流れを作り、数百年変わらない人間の本質や社会の病理を提示する。夢幻能の構造を現代演劇に取り入れることで新たな劇様式の構築を追究すると共に、いつの時代も変わらない「社会」あるいは「イエ」と「女性」の関係性について、また「愛」というポジティブに捉えられることの多い感情が「イエ」という箱の中で当事者の意に反して機能してしまうことについて、考察・問題提起を行う。
【燦燦たる午餐】
演劇公演や絵画の展覧会などを企画するたのしい集まり。所属メンバーは脚本、演出、美術、運営を担当している。かつて「少女」という属性を持って社会と関わっていたメンバーが、「少女」をキーワードにファンタジックでちょっとダークな世界観で物語を紡いでいる。
燦燦たる午餐
相原美月
sansantaru.53@gmail.com
APOCシアター(東京都世田谷区)
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