町田市内には各所に鎌倉武士や農兵隊に所縁があり、下小山田町にある大泉寺には、鎌倉幕府の有力御家人であったと言われる小山田一族の墓がある。また成瀬には、新田義貞が鎌倉に攻め込む時、松に鞍を掛けて馬を休ませたという伝承も残される。一方、小野路町(当時は小野路村)では、幕末に近藤勇や土方歳三、沖田総司などが出稽古で剣術を指南していたと言われており、その後小野路農兵隊が結成され、剣術や砲術の訓練が盛んに行われてきた。このような地域の歴史や文化を感じることができるお祭りとして、毎年10月に「町田時代祭り」を開催し、時代行列、砲術、居合、流鏑馬などを披露している。
【町田時代祭り実行委員会】
市内外の方々に、町田市の歴史や文化を感じてもらうことを目的に組織され、2010年10月に第一回となる町田時代祭り2010を開催した。町田時代祭りは時代行列・砲術・居合・流鏑馬などを披露する祭りである。訪日外国人観光客にも人気がある町田時代祭りは、関東では居合抜刀、砲術、流鏑馬が一同に見られる数少ない会場のひとつ。
芹ヶ谷公園(東京都町田市)
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