スニーカーの持つ記号性や身体性、意匠に強い関心を持ち、それらをモチーフにした作品を制作するシューズメイカーとして、東京を拠点に活動しているアーティスト戸田健太が、代官山のコンセプトショップCARV STOREとのコラボレーションで個展を開催。
本展では、食用のビーフジャーキーや鶏皮を素材にしたスニーカーを新たに発表。畜産業によって一度離散した「肉」と「革」を元の関係へ再配置した「加工肉」としてのスニーカーによって、個別に流通されながらも繋がり合う「食」と「物」の境界を崩し、消費文化の中で我々が崇めてきたものを問う直す展示となっている。
【戸田健太】
1996年生まれ。独学でスニーカーの製作技術を学び、2022年からシューズメイカーとして東京を拠点に活動。 _
「意味のプロダクト」と化したスニーカーの持つ記号性や身体性、意匠に強い関心をもち、それらをモチーフにした作品を制作。形状、機能、素材、製作手法、使用方法など、独自の視点でスニーカーを再解釈することで、消費社会と大衆文化の象徴としてのスニーカーに内在する文化的な記号や意味、身体感覚を問い直す。 _
CARV STORE(東京都渋谷区)