アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

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CULTURE & TOKYO in RIO 「東京キャラバン」

「東京キャラバン」は劇作家・演出家・役者である野田秀樹氏の発案により、多種多様なアーティストが出会い“文化混流”することで、新しい表現が生まれるというコンセプトを掲げた新たな文化ムーブメントです。2016 年夏、オリンピック開催に湧く、リオデジャネイロで、才能溢れる様々なジャンルの日本人のアーティストが、現地のアーティストと出会い、国境、言語、文化や、それぞれのジャンルを超えた文化混流ワークショップを行い、創作します。そして、ブラジルを出発点とし、東京キャラバンは福島、仙台、国内外各地に出現し、「文化大サーカス」を繰り広げていくとともに、国や地域を越えた交流を、継続的に図っていきます。

監修者 野田秀樹氏メッセージ

日本語の「文」という文字と「交」という文字を見比べて欲しい。日本語がわからない人でも、二つの文字が似ていることは、お分かりになるだろう。
「文」は、文化の「文」であり、「交」は、交通の「交」である。
この東京キャラバンは、「文化とは、交通なのである」という想いからつくられた「文化旅団」=「文化サーカス」である。いろいろなところを行ったり来たりしながら、文化というのは、生き続けていくという想いだ。だから、このたびも、オリンピック真っ盛りのリオデジャネイロに出没して、リオのアーティストたちと、しばし「交」わり、その出会いで生まれた、新たなものを、東京に、日本に持ち返る。そんなことをしているうちに、いつの間にか、新たな生き生きとした「文化」が、また生まれていくのではないか。「文化」とは、そんな生き物のような気がする。
このたび東京からは、東京スカパラダイスオーケストラと、身体性に優れたパフォーマーたちとがこのリオにやって来た。
リオと東京は、地球の真反対に位置する。だから、足元の地面を掘り続ければ、きっと出会う。そんな子供の頃の妄想を出発点に、「地球の反対側に向かって掘る」をテーマに、地球の反対側の東京からやって来たアーティストたちと、このリオのアーティストが出会う。そこで何が生まれるか。
このたびの東京キャラバンは、そのことに賭けてみたい。

入場料

無料

監修

野田秀樹(劇作家、演出家、役者、東京芸術劇場芸術監督)

参加者

東京スカパラダイスオーケストラ(ミュージシャン)、津村禮次郎(能楽師)、井手茂太(振付家)、原摩利彦(音楽)、演劇アンサンブル

ブラジル参加アーティスト

Arto Lindsay(ミュージシャン)、Arto Lindsay氏のコーディネートによるブラジル在住のアーティスト

お問い合わせ

アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)事業調整課 
TEL:03-6256-8435

開催場所

パソ・インペリアル(Paço Imperial, Praça Quinze de Novembro, 48 – Centro,Rio de Janeiro)

クレジット

主催
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)