アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

  • 開催終了

東京ステイ・ミーティング

~「ピルグリム報告会」とレクチャー&ワークショップ~

ジャンル:
  • アートプロジェクト ,
  • その他

滞在体験によって東京に潜在する物語を掘り起こすプロジェクト「東京ステイ」

2年目を迎えた2017年度の締め括りとして、活動報告とレクチャー&ワークショップを行います。

これまで私たちプロジェクトメンバーは、東京のさまざまな場所を訪れ、その場所を感じ、自分と場所とのあいだに関係性を結ぶ方法を模索してきました。今回はその実験として私たちが行ってきた「ピルグリム(巡礼)」と呼ぶまちの体験方法について、報告を行います。

※Instagramで「#場所と物語」を検索すると、雰囲気をなんとなく感じていただけるかもしれません。

今回は、報告に加えゲストによるレクチャーや、参加者みなさんとのワークショップを通して議論を深めたいと考えています。

お招きするゲストは、「カオス*ラウンジ」の黒瀬陽平さん。
黒瀬さんは、福島県いわき市南東部の泉藩で、150年前に「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」により、地域にあったおよそ60の寺院がすべてなくなり現在に至る様子を「生者と死者が分断された150年の孤独を生きている、『復興の失敗』を経験している地域」と見立て、その歴史をモチーフに、歴史の地を舞台として、市街劇を上演する「カオス*ラウンジ」を主宰しています。

レクチャーでは、そのカオス*ラウンジでの活動紹介をはじめ、いわきの地を選んだ経緯や、150年という歴史を振り返るに至ったプロセスなど、場所と物語の関係性を、みなさんと一緒に読み解きます。

またワークショップでは、中国の禅思想に基づき悟りに至る10のプロセスを10枚の図と詩で描かれた『十牛図(じゅうぎゅうず)』を用います。

牛で表された「真の自己」を追いかけるさまは、見立てにより様々な解釈をすることができます。
私たちは、この「十牛図」を、東京という場所を体験する上でガイドとなるひとつの「物語の型」と捉え、参加者のみなさんと共に、人それぞれの「見立て」を探し、シェアしてみたいと思います。ぜひ気軽に参加してみてください。

登壇者


黒瀬陽平(カオス*ラウンジ)
1983年生まれ。美術家、美術批評家。ゲンロン カオス*ラウンジ新芸術校主任講師。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(美術)。2010年から梅沢和木、藤城嘘らとともにアーティストグループ「カオス*ラウンジ」を結成し、展覧会やイベントなどをキュレーションしている。主なキュレーション作品に『破滅*ラウンジ』(2010年)、『カオス*イグザイル』(F/T11主催作品、2011年)、『キャラクラッシュ!』(2014年)、『カオス*ラウンジ新芸術祭2015「市街劇 怒りの日」』(2015年)など。著書に『情報社会の情念』(NHK出版、2013年)。http://chaosxlounge.com/

スケジュール

16:30 開場・受付
17:00 オープニング
    石神夏希(NPO法人 場所と物語 理事長/ペピン結構設計)
17:05 ピルグリム道連れ報告&ディスカッション
17:55 休憩(10分)
18:05 レクチャー&ディスカッション
    黒瀬陽平(カオス*ラウンジ)
18:55 休憩(10分)
19:05 ワークショップ
    『十牛図』をモチーフとしたグループワーク
19:55 クロージング
    石神夏希(NPO法人 場所と物語 理事長/ペピン結構設計)
20:00 閉会
※終了後、同会場にて懇親会を予定しています。(飲食あり、会費制)

※内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。

料金

無料

定員

30名(事前申込制)
※定員に達し次第締め切らせていただきます。

お申し込み

こちらのフォームから参加申し込みをお願いいたします。

※懇親会参加申込みの方へ
もし、ご参加が難しくなった場合には、飲食の準備の関係上、必ず2月21日(水)17:00までにNPO法人場所と物語 事務局までキャンセルのご連絡をいただきますようお願いいたします。
※お預りした個人情報は主催者から本事業のご案内のみに使用し適切に管理します。

お問い合わせ

NPO法人場所と物語
E-mail:info@bashomono.main.jp

開催場所

ロフトワーク/FabCafe MTRL(東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア2階)

クレジット

主催
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、NPO法人場所と物語