アートプロジェクトの立ち上げやディレクションに関心のある方を対象に、ゼミ形式の演習を行います。状況に対してどのような問題意識をもち、どのようにアクションしていけるのかを、ゲストやナビゲーターとのディスカッション、参加者同士のワークを通して深めます。演習の中で自身の経験や視点を共有していただくゲストは、梅田哲也(アーティスト)、矢野淳(合同会社MARBLiNG代表)、阿部航太(デザイナー/文化人類学専攻/一般社団法人パンタナル代表)。自分のなかから生まれる問いをつかまえ、アートプロジェクトを構想し、動かしていくための力を身につけます。
2024年10月6日(日)13:00〜17:30
第1回 イントロダクションと自己紹介
・イントロダクション
・「新たな航路を切り開く」というテーマについて(芹沢高志)
・自己紹介
2024年10月19日(土)13:00〜17:30
第2回 レクチャーとディスカッション
・アートプロジェクトの考え方についてのレクチャー(森司)
・ディスカッション
2024年11月9日(土)13:00〜17:30
第3回 プレゼンテーションとディスカッション
・梅田哲也によるプレゼンテーション
・ディスカッション
2024年11月30日(土)13:00〜17:30
第4回 プレゼンテーションとディスカッション
・矢野淳によるプレゼンテーション
・ディスカッション
2024年12月7日(土)13:00〜17:30
第5回 中間発表
・構想中のプロジェクトの中間プレゼンテーション
・フィードバック/ディスカッション
・プロジェクトを深める
2024年12月22日(日)13:00〜17:30
第6回 プレゼンテーションとディスカッション
・阿部航太によるプレゼンテーション
・ディスカッション
2025年1月18日(土)13:00〜17:30
第7回 ディスカッション
・構想中のプロジェクトについてディスカッション
・最終発表へ向け準備
2025年2月1日(土)/2日(日)ともに13:00~18:00
第8回 最終発表
・自分のアートプロジェクトをプレゼンテーション
・講評(芹沢高志、森司)
・これからのアートプロジェクトについてディスカッション
32,000円(税込)/全8回
14名
※書類選考・面接があります。
こちらの特設ページにある申込フォームよりお申し込みください。
※受付を終了いたしました。
申込締切
2024年7月22日(月)13:00まで
注意事項
※日程、内容は変更となる場合があります。
※入金後、参加キャンセルによる返金には応じられません。
※お預かりした個人情報は、本事業の運営及びお知らせのみに使用します。
※演習中のやりとりはDiscordというコミュニケーションツールを使用します。PCもしくはスマートフォンをご用意ください。使用方法については演習初日にご説明します。
※実施中の写真や映像、レポート等の記録は、本事業の運営・広報等に使用します。
photo: Tanaka Chihiro
梅田哲也(アーティスト)
建物の構造や周囲の環境から着想を得たインスタレーションを制作し、美術館や博物館、オルタナティブな空間や屋外において、その場でしか成立し得ない現象としての時間を演出する。パフォーマンスでは、普段行き慣れない場所へ観客を招待するツアー作品や、劇場の機能にフォーカスした舞台作品、中心点を持たない合唱のプロジェクトなどを国内外で発表。先鋭的な音響のアーティストとしても国際的に知られている。近年の主な展覧会に、個展「wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」(ワタリウム美術館、東京、2023)、「奥能登国際芸術祭2023」(珠洲、石川)、個展「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(別府各所、大分、2020-2021 年)などがある。2024 年、「第74 回 芸術選奨」文部科学大臣新人賞、Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)2024-2026を受賞。
矢野淳(合同会社MARBLiNG代表)
東京都出身。2011年に認定NPO法人ふくしま再生の会を飯舘村村⺠と協働で立ち上げた父の影響で、高校生の頃から飯舘村に関わり続ける。2020年、東京藝術大学建築科卒業。現在は飯舘村と東京の二拠点で活動し、2021年に合同会社MARBLiNGを共同代表として設立。飯舘村のホームセンター跡地に、村の人と共に飯館の資源を利用して作りあげた「図図倉庫(ズットソーコ)」を企画運営・空間プロデュースしている。シェアオフィスやテナントとして企業・研究者・移住者など多くの人が集い挑戦や実験ができる場であり、トレーラーカフェやイベントの開催など様々な人が楽しめる場所となっている。
阿部航太(デザイナー/文化人類学専攻/一般社団法人パンタナル代表)
1986年生まれ。廣村デザイン事務所を経て、2018年よりデザイン・文化人類学を指針にフリーランスで活動を開始。2018 年から2019 年にかけてブラジル・サンパウロに滞在し、現地のストリートカルチャーに関する複数のプロジェクトを実施。2021 年に映画『街は誰のもの?』を発表。近年はグラフィックデザインを軸に、リサーチ、アートプロジェクトなどを行う。2022年3月に高知県土佐市へ拠点を移し、外国からの技能実習生と地域住民との交流づくりを目指す「わくせいプロジェクト」を展開。また2022年より、東京アートポイント計画の共催事業として、海外に(も)ルーツをもつ人々とともに映像制作を中心としたワークショップを行うプロジェクト「KINO ミーティング」を運営している。
森 司(アーツカウンシル東京 東京アートポイント計画 ディレクター)
1960年愛知県生まれ。2009年より「東京アートポイント計画」を担い、ディレクターとしてNPO等との協働による街なかでのアートプロジェクトの企画運営を手掛ける。また、「東京都による芸術文化を活用する被災地支援事業(Art Support Tohoku-Tokyo)」、東京2020公認文化オリンピアード事業「東京キャラバン」「TURN」など様々な事業のディレクターを歴任。現在、「クリエイティブ・ウェルビーイング・トーキョー」の推進役を担い、財団としてのアクセシビリティの向上にあたっている。公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 事業部 事業調整課長、女子美術大学特別招聘教授。
芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)
1951年東京生まれ。神戸大学理学部数学科、横浜国立大学工学部建築学科を卒業後、(株)リジオナル・プランニング・チームで生態学的土地利用計画の研究に従事。1989年にP3 art and environmentを開設。1999年までは東長寺境内地下の講堂をベースに、その後は場所を特定せずに、さまざまなアート、環境関係のプロジェクトを展開している。
帯広競馬場で開かれたとかち国際現代アート展『デメーテル』の総合ディレクター(2002年)、アサヒ・アート・フェスティバル事務局長(2003~2016年)、横浜トリエンナーレ2005 キュレーター、別府現代芸術フェスティバル『混浴温泉世界』総合ディレクター(2009年、2012年、2015年)、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)センター長(2012~2021年)、さいたまトリエンナーレ2016ディレクター、さいたま国際芸術祭2020参与を歴任。さいたま国際芸術祭2023プロデューサー。
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
事業部事業調整課事業調整係 TARL事務局
TEL:03-6256-8435(平日10:00~18:00)
E-mail:tarl@artscouncil-tokyo.jp
2024年10月6日(日)、10月19日(土)、
11月9日(土)、11月30日(土)、
12月7日(土)、12月22日(日)、
2025年1月18日(土)、2月1日(土)・2日(日)
全8回 13:00~17:30(途中休憩あり)
※最終回2月1日・2日のみ13:00~18:00の2日連続で実施します。
アーツカウンシル東京
(東京都 千代田区 九段北 4丁目 1-28九段ファーストプレイス5階)