カロク・リーディング・クラブは、過去の災禍の記録や、それに関わる表現(映画、絵画、戯曲、手記、小説など)をみんなで囲み、それぞれが考えた・感じたことをあれこれ話してみる対話の場です。
今回は、ハンセン病療養所入所者の合同詩集『詩集 いのちの芽』を読むことからはじめます。2024年8月に岩波文庫から刊行されたこの詩集は(オリジナル版は1953年刊行)、国の隔離政策による困難にあいながら、けっして絶望することなく、「未来は自分たちの手で変えうる」と、希望・連帯・再生を希求する、新たなハンセン病文学の金字塔ともいえます。
詩集には、差別への抗議はもとより、自身の病状や療養生活のようす、切り離された故郷・家族への思い、鳥や草花や昆虫など周辺のいきものへのまなざし、恋愛感情など、さまざまなことがうたわれています。
当日は登壇者による『詩集 いのちの芽』の紹介ののち、詩を参加者のみなさんとともに読み、自由にききあい、語りあう対話をおこないます。
参加者は『詩集 いのちの芽』を必ずしも事前に入手している必要はありません。ハンセン病問題をよく知らない人、ふだん詩に触れたことがない人のご参加も歓迎します。
*このプログラムは変更になる可能性があります。
木村哲也(国立ハンセン病資料館 学芸員)
永井玲衣(哲学者・作家)
瀬尾夏美(アーティスト)
20名(先着順)
1,500円
こちらの申込フォームを記入のうえ、お申込みください。
応募締切
2024年11月8日(金)
※応募状況によっては早く締め切る場合があります。
※個人情報は厳重に管理し、本事業の運営及びご案内のみに使用いたします。
一般社団法人NOOK
E-mail:karoku.nook@gmail.com
Studio 04
〒136-0072 東京都江東区大島4-1-1 大島四丁目団地1号棟106
都営新宿線西大島駅A4出口より徒歩5分
地図:https://maps.app.goo.gl/HJQYn9VbJRrg6sRw9