アーツカウンシル東京の事業

六本木アートナイト2013

六本木を舞台にした一夜限りのアートの饗宴

「六本木アートナイト」は六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴です。様々な商業施設や文化施設が集積する六本木の街に、アート作品のみならず、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスなどを含む多様な作品を点在させて、非日常的な体験を作り出します。そして、生活の中でアートを楽しむという新しいライフスタイルを提案します。また、アートと街が一体化することによって、六本木の文化的なイメージを向上させ、東京という大都市における街作りの先駆的なモデルを創出します。東京を代表するアートの祭典として、さらなる発展を続けます。

また、初めてアーティスティックディレクター制度を導入、同職にはアーティストの日比野克彦氏を抜擢しました。日比野克彦氏と六本木アートナイト実行委員会は、「六本木アートナイト2013」の開催テーマを 『TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。』に決定いたしました。

今回のテーマ『TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。』に基づき、「時間と空間の小旅行」「夜から朝を迎える高揚感」「時空を超えてかの地へ馳せる想い」を、日比野氏とアーティストたちが形に、アクションにして、皆様と六本木をトリップする様々なプログラムを構築します。六本木の各地を“港/port/terminal”と捉えた、一晩限りの非日常なトリップへの船出を、参加者は目撃・体感することでしょう。
当日は、アクティビスト・日比野氏の東北への想いを形にした作品を起点に、日比野氏と気鋭の作家たちによるコラボレーション「アートブネ」が、六本木の各所に登場します。
また、六本木というひとつの“地域”“コミュニティ”に着眼し、地元との結びつきから生まれるプログラム、六本木のストリートを活かしたインスタレーション作品を、街のなかに展開させます。

5年目(4回目)を迎える六本木アートナイトは、今までの参加アーティストが200組を超え、また東京を代表するアートイベントとして各界からも注目を集めています。
そこで、アーティストたちや各界の気鋭のプロフェッショナルがこの夜六本木で一堂に「六本木夜楽会」を行い、一般参加者とともにクリエイティブな集いを開きます。

2012年の開催では、延べ70万人(全プログラムの延べ鑑賞者数)が来場したアートの饗宴。オールナイトで六本木の街中がアートで彩られる祭典にご期待ください。

※開催内容の詳細については、決まり次第ホームページ等でご案内いたします。

プログラム内容

《TRIP→プロジェクト》
六本木ヒルズアリーナに姿を表す日比野克彦氏による“灯台”モニュメントは、 六本木アートナイト2013のテーマ『TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。』のみちしるべとなります。
東北への思いを、その頂部で燃える火として表現しました。陸前高田のまちで、東日本大震災の津波による被害を受けた杉。その塩害杉でつくられた炭にゆっくり火が灯ります。そこに火が灯るとき、周りの空気は温まり、人々の心をゆれ動かし、夜から朝への時間がゆっくりと動き出します。

《アートブネプロジェクト》
日比野克彦氏と気鋭作家による一夜限りのコラボレーション。その構造の目新しさもさることながら、今回のテーマ『TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。』のもと、“アートブネ”が空間時間の移動装置となり、観客を六本木の夜の街へ誘います。
昨年行われた岐阜国体の式典の為に日比野克彦氏と県民の方々が制作した「清流こよみぶね」。この船をベースに、10数組のアーティストが自由に装飾を施し、展示をし、パフォーマンスの舞台装置とするなど、個性豊かな“アートブネ”が六本木中に展開されます。六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館という三つの拠点だけでなく、街を悠々と航海する船も登場、六本木アートナイトのメイン・プロジェクトです。

《六本木夜楽会》
アートナイトの夜は、六本木のまちにアーティストが大集合!
六本木の様々なお店を舞台に、アーティストと各界の気鋭のプロフェッショナルがガチンコ対談。参加者(事前申込み制)は六本木の夜が更けてゆく、または明けてゆく高揚感の中、今最も話をききたいあの人たちの熱いクロストークを目の前で目撃しながら、ともに語らい、お茶や食事もできる、この夜だけの貴重な機会です。

《アートポート六本木》
六本木のストリートがアートの舞台になる、この一夜限りの取り組みが好評を博してきた六本木アートナイト。今回はさらに舞台とプログラムの幅を広げ、六本木の店舗等に、アートが飛び出します。
現在、最も注目に値する若手アーティストたちが、映像、インスタレーション、立体、パフォーマンスなど、多種多様な表現を展開する街中の港 = アートポート六本木。これまで見慣れていた六本木の街並や風景が、アート作品と出合うことで思いもよらない変貌をとげ、新しい発見や驚きをもたらします。
今年のアートナイトは、街中も心躍る表現の舞台になります。

《公園で公演》
六本木の公園を舞台として、現在注目を集める実力派ダンサー3組が、各々のパフォーマンスを展開する《公園で公演》。
それは、アートナイトの一夜にだけ現れる特別な野外ステージです。
月の光のスポットライトを浴びながら繰り広げられるパフォーマンスの数々を夜空の下でぜひ体感してみてください。
・日時: 3月23日(土) 21:00、23:00
・場所: 港区立三河台公園(六本木四丁目)

《ヒビノカップin 六本木》
美術が体育へTRIPする。体育が美術へTRIPする。サッカーに必要なものを手作りしてサッカーするのが《ヒビノカップ》。
ゴールはダンボールで、ボールはエアーパッキンで、ユニフォームはTシャツにマジックで模様と背番号を描きます。
図工と体育が一緒になった夢のようなイベントです。《ヒビノカップ》は2005年から日本各地で行われ、日本サッカー協会
の応援も受けています。当日は子供も大人も入り混じって、地元のチームが参加。どのようなサッカー大会なのか気にな
る方はぜひ見に来てください!会場の六本木中学校は六本木ヒルズのすぐ隣!
・日時: 3月24日(日) 10:00~16:00
・場所: 港区立六本木中学校※観戦無料

《マッチフラッグプロジェクトfor ブラジル2014》
遠く離れた人へ想いを届けよう。3月26日に中東の地でサッカー日本代表が2014年ワールドカップブラジル大会の出場をかけてヨルダンと戦います。マッチフラッグとはサッカーの試合を行う2つの国のナショナルフラッグをひとつの旗にしたもので、サッカーを通して相手の国の文化を知る国際交流です。大きな生地に色布を切ったり、貼ったり、縫ったりしながら、みんなで日本とヨルダンが一緒になったフラッグを作ります。当日は短い時間でも、もちろん長時間でも参加いただけます。みんなの想いを届けよう、その力が必ず遠い国にいる選手に伝わります。
・日時: 3月23日(土)、3月24日(日)
開催時間が変更になりましたのでお知らせいたします。
変更後の開催時間:23日(土)12:00~21:00 / 24日(日)12:00~18:00
・場所: テレビ朝日アトリウム(六本木ヒルズ内) ※参加料無料

《芋洗い坂新聞》(3月23日号外発行予定)
六本木の芋洗い坂にある1948年設立の新聞社から発行する新しい新聞です。アートナイトに参加する地元住民の情
報が満載。地域に根差した新聞を目指します。そしてこの六本木にある新聞社の名前はなんと「水産経済新聞社(スイ
ケイ)」。灯台と船が行き交うアートナイトにはピッタリの名前の新聞社。『TRIP→今日が明日になるのを目撃せよ。』と
いう今回のテーマも新聞社にとっては日常的なミッション。スイケイのスタッフの方々と六本木商店街の協力を得て、
芋洗い坂新聞編集部の学生スタッフが六本木地域を走り回って取材しました

そのほか、六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、 21_21 DESIGN SIGHT、 国立新美術館、六本木商店街にて、様々なプログラムを展開します。
詳細内容については公式ウェブサイトをご覧ください

※東京都青少年の健全な育成に関する条例により、18歳未満の方の午後11時から翌日午前4時までの入場はご遠慮願います。

料金

無料(但し、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)

お問い合わせ

TEL :03-5777-8600(ハローダイヤル)
営業時間: 年中無休8:00~22:00

主催:東京都 アーツカウンシル東京・東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
   六本木アートナイト実行委員会[国立新美術館、サントリー美術館、東京ミッドタウン、
   21_21 DESIGN SIGHT、森美術館、森ビル、六本木商店街振興組合](五十音順)

共催:港区

六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース

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