アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)とブリティッシュ・カウンシルは、2014年2月15日(土)にオープンフォーラム「オリンピック・パラリンピックと文化プログラム――ロンドン2012から東京2020へ」を開催いたします。
オリンピック憲章では「スポーツを文化と教育と融合させる」ことをオリンピズムの目指すものとしており、大会開催時には、スポーツ競技だけでなく、並行して「文化プログラム」を開催することが義務づけられています。
2012年のロンドン・オリンピック・パラリンピック競技大会では、文化プログラムの役割が特に重視され、大会の4年前から開始された多様なイベントに英国国内外から多数の観客やアーティストが参加し、大変な盛り上がりを見せました。
そこで、今回はロンドン大会における文化プログラムのキーパーソンをお招きし、文化プログラムの企画・運営、課題、成果などをお話しいただくとともに、2020年の東京大会の文化プログラムの具体化に向けたビジョンを探ります。
ブリティッシュ・カウンシル
「英国カルチュラル・オリンピアード関連フォーラム開催レポート」
アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)とブリティッシュ・カウンシルは、2014年2月15日(土)にオープンフォーラム「オリンピック・パラリンピックと文化プログラム――ロンドン2012から東京2020へ」を開催いたします。
オリンピック憲章では「スポーツを文化と教育と融合させる」ことをオリンピズムの目指すものとしており、大会開催時には、スポーツ競技だけでなく、並行して「文化プログラム」を開催することが義務づけられています。
2012年のロンドン・オリンピック・パラリンピック競技大会では、文化プログラムの役割が特に重視され、大会の4年前から開始された多様なイベントに英国国内外から多数の観客やアーティストが参加し、大変な盛り上がりを見せました。
そこで、今回はロンドン大会における文化プログラムのキーパーソンをお招きし、文化プログラムの企画・運営、課題、成果などをお話しいただくとともに、2020年の東京大会の文化プログラムの具体化に向けたビジョンを探ります。
■内容 :
【プレゼンテーション】
ルース・マッケンジー(Ruth Mackenzie)氏
[ロンドン2012カルチュラル・オリンピアード ディレクター / ロンドン2012フェスティバル キュレーター]
モイラ・シンクレア(Moira Sinclair)氏
[アーツカウンシル・イングランド エグゼクティブ・ディレクター(ロンドンおよび南東地域担当)]
ジャスティーン・サイモンズ(Justine Simons)氏
[ロンドン市 文化部長]
【パネルディスカッション】
登壇者:ルース・マッケンジー氏、モイラ・シンクレア氏、ジャスティーン・サイモンズ氏
モデレーター:吉本 光宏(よしもと みつひろ)氏
[(株)ニッセイ基礎研究所 主席研究員
東京芸術文化評議会 文化都市政策検討部会 部会長]
※登壇者は変更になる場合がありますので予めご了承ください。
■言語
日英同時通訳
■参加費
無料(事前申込制)
■申込方法 ※受付を終了しました。
ルース・マッケンジー 氏
ロンドン2012カルチュラル・オリンピアード ディレクター
ロンドン2012フェスティバル キュレーター
ディジグネート・オランダ・フェスティバル芸術監督
ザ・スペース ディレクター
ロンドン2012カルチュラル・オリンピアード ディレクターおよびロンドン2012フェスティバル キュレーターとして、25,000人のアーティスト、2,000万人以上の観客が参加した英国史上最大規模のアートフェスティバルを成功に導いた。現在アムステルダムの国際的に著名な芸術祭「ディジグネート・オランダ・フェスティバル」の芸術監督を務めるほか、英国BBCとアーツカウンシルによる新しいオンライン上のアートプラットフォーム「ザ・スペース」のディレクターも兼任。過去には、マンチェスター国際フェスティバルやスコティッシュ・オペラのジェネラル・ディレクター、チチェスター・フェスティバル・シアター芸術監督、ノッティンガム・プレイハウスのエグゼクティブ・ディレクター、サウス・バンク・センターの戦略企画部門長などを歴任。現在ウィーン・フェスティバル、BBC、テート、ロンドン交響楽団、ブリティッシュ・フィルム・インスティチュートなどのコンサルタントや、英国文化メディアスポーツ省の5人の大臣のアドバイザーも務めており、BBCやアーツカウンシル・イングランド、インペリアル・ウォー・ミュージアム、ブリティッシュ・カウンシルとのプロジェクトにも携わっている。
モイラ・シンクレア 氏
アーツカウンシル・イングランド
エグゼクティブ・ディレクター(ロンドンおよび南東地域担当)
アーツカウンシル・イングランドのエグゼクティブ・ディレクターとしてロンドンおよび南東地域を担当し、この地域で助成を受ける322のアート団体の活動や運営状況などを統括。また、アーツカウンシル・イングランドのボード・メンバーとしてイングランド全体の政策策定に携わり、特に文化セクターの成長と人材育成を担当。2012年のロンドン・オリンピック・パラリンピック競技大会に大きく貢献し、現在もその成果を今後につなげていくレガシー・プログラムを担当している。
マンチェスター大学で演劇を学んだ後、地方自治体やパフォーミング・アーツなどの仕事に携わり、その後、病院患者などを対象にアートプログラムを実施するバイタル・アーツのディレクターを経て、2005年よりアーツカウンシル・イングランドに所属。2004年度には、英国の文化セクターで今後の活動が期待される人材を対象としたクロア・リーダーシップ・プログラムに参加。現在、障害をもつ人々やホームレスの人々などをサポートする団体ルック・アヘッド・ソーシャル・ケア・アンド・ハウジングの活動にも副理事として関わっている。
ジャスティーン・サイモンズ 氏
ロンドン市 文化部長
11年間ロンドン市長の文化部長を務め、現在は文化担当の副市長代理も兼任。ロンドン市長の文化戦略の責任者として、映像・ファッション・デザイン分野といったクリエイティブ産業への投資プログラムを主導している。ロンドン市が関わる音楽、演劇、国際文化交流、視覚美術、文化政策、パブリックアートといった事業を統括するほか、ロンドン市長が推進するトラファルガー広場を舞台にしたパブリックアートプロジェクト「フォース・プリンス(四番目の台座)」のディレクターも務める。2012年のロンドン・オリンピック・パラリンピック競技大会では、ロンドン市の責任者として、またロンドン・フェスティバル2012のアソシエート・クリエイティブ・プロデューサー として、文化プログラムの企画から実現まで中心的な役割を果たした。また、文化と都市の未来を世界規模で考えるワールド・シティーズ・カルチャー・フォーラムも立ち上げ、人々の生活や政治における文化の重要性を訴求している。現職に就く前は、コンテンポラリー・ダンス分野でいくつかの主要な劇場で10年間働いた。現在はテムズ・フェスティバル、英国フィルム・コミッション、ロンドン・デザイン・フェスティバル、ブリティッシュ・ファッション・カウンシルなどでボード・メンバーを務めるほか、ビッグ・ダンスの理事長でもある。
吉本 光宏 氏
(株)ニッセイ基礎研究所 主席研究員
東京芸術文化評議会 文化都市政策検討部会 部会長
1958年徳島県生。早稲田大学大学院修了(都市計画)後、社会工学研究所などを経て1989年からニッセイ基礎研に所属。文化施設開発やアートワーク計画のコンサルタントとして活躍する他、文化政策や創造都市などの調査研究に取り組む。東京芸術文化評議会専門委員、(公社)企業メセナ協議会理事などを歴任。主著に「アート戦略都市(監修、鹿島出版会)」など。