アーツカウンシル東京の事業

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うた・ことば・からだ─多様な人が出会う場づくりの可能性

「芸術文化による社会支援助成」活動報告会 第5回

アーツカウンシル東京では、障害のある人、高齢者や子供、外国人など、さまざまな人々と芸術文化をつなぐ活動や芸術文化を通じて社会課題に向き合う活動を支援する「芸術文化による社会支援助成」を、平成27(2015)年度に開始いたしました。さまざまな社会環境にある人が共に参加し、個性を尊重し合いながら創造性を発揮することのできる芸術活動や、芸術文化の特性を活かし社会や都市のさまざまな課題に取り組む活動、社会における芸術文化の新たな意義を提起し、あらゆる人に開かれた芸術のあり方を推進する先駆的な活動を支援しています。

本助成の対象となった活動を紹介するとともに、参加者を交えた意見交換を通して、団体・個人間のネットワークの構築を目指す報告会を令和3(2021)年度から実施しています。第5回目となる今回は、練馬区光が丘で20年近く、知的障害者をはじめさまざまな人が集まり音楽やダンスを楽しむ場をつくってきた表現クラブがやがやと、墨田区両国で多彩な音楽事業の発信とともに、誰にも開かれた地域のホールとして事業に取り組んできた一般社団法人もんてんにご登壇いただきます。集まる人それぞれが自分の居場所だと思える場をどのようにつくっていくか、その過程におけるうたやダンスを通したコミュニケーションの在り方、そして、そこから生まれる既存の「芸術」や「アート」の概念に留まらない表現の可能性について、両団体の報告を通し考える機会とします。

※本報告会は主催者の広報及び記録目的に写真・音声・動画の収録を行います。
※本報告会後レポート記事をアーツカウンシル東京のウェブサイトで公開します。
※手話通訳・UDトークによる日本語字幕表示があります。

登壇団体・登壇者
表現クラブがやがや(登壇者:小島希里、山田珠実)
一般社団法人もんてん(登壇者:黒崎八重子、赤羽美希)

ファシリテーター
小川智紀

グラフィックファシリテーター
関美穂子

手話通訳
加藤裕子、瀬戸口裕子

全体司会進行
松岡智子(活動支援部助成課 シニア・プログラムオフィサー)

プログラム内容(予定)

18:15 開場
18:30
 【第1部】
 ・イントロダクション
 ・団体による活動報告
 【第2部】
 ・ラウンドテーブル
21:00 終了

助成対象活動の概要

表現クラブがやがや

一般社団法人もんてん

登壇団体・登壇者プロフィール


表現クラブがやがや
2003年、練馬区立の青少年館が主催する講座の参加者を中心に設立。区内に暮らす知的な障害を持つ人たちを中心に、音楽好きダンス好きが月一、二度集まり、歌って踊って遊んでいる。そこで生まれた歌やダンスを作品として構成し、年に一度「がやがやライブ」として公演を行っている。
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小島希里(こじま・きり)
表現クラブがやがや代表として、ダンスや音楽のワークショップの企画・運営、作品上演の制作を行ってきた。2020年作「きのう」(野田雅巳作曲)、2023年作「リュックのなかには」(中村桃子作曲)と「ほしいもの」(野田雅巳作曲)の楽曲では歌詞の創作を担当。参加者のことばを聞き書きし、詩を創作した。



山田珠実(やまだ・たまみ)
振付家として、公共ホールなどの依頼により地域住民とともに舞台作品を創作することを主な仕事とする。ヨガ教室「カラダピカ」を主宰。愛知淑徳大学、名古屋学芸大学、名古屋芸術大学非常勤講師。2008年頃に表現クラブがやがやと出会い、それ以降継続的にワークショップや作品作りを行ってきた。



一般社団法人もんてん(両国門天ホール)
1989年の開館以来、「伝統と現代」という2極を行き来しながら、質の高いアート体験の提供と幅広い観客層の育成を目指して、さまざまな音楽やパフォーマンスを意欲的に紹介し上演してきた門仲天井ホール。2013年より両国に場所を移し、新たなアートスペースとして呼び名を両国門天ホールと改め、様々なジャンルのアーティストや地域とのパートナーシップをいかし運営をしている。常に実験的なイベントが開催され、新たな文化を生み出している。
https://www.monten.jp/



黒崎八重子(くろさき・やえこ)
1989年門仲天井ホール支配人となり運営・管理・企画をスタートする。1993年募金運動によりスタインウェイピアノを購入し、ベテランから新進気鋭の演奏家によるコンサートを多数企画。2013年、両国にて法人を設立。多くの方々の志の象徴であるスタインウェイピアノを引き継ぎ、両国門天ホールの空間とピアノを活かし、地域社会に貢献し活動を発展させていくことを目指し活動中。一般社団法人もんてん及び両国門天ホール代表。



赤羽美希(あかはね・みき)
音楽家。東京藝術大学大学院音楽研究科(応用音楽学専攻)修了。
コミュニティ音楽プロジェクト「うたの住む家プロジェクト」「ザウルスの音楽ワークショップ」を主宰。多様な人との音楽遊び・創作ワークショップを企画・実施。現在は、教育・研究活動にも携わり、実践・研究・教育の幅広い分野で精力的に活動している。
国立音楽大学コミュニティ音楽コース、聖学院大学児童学科、東京音楽大学音楽文化教育専攻非常勤講師。
https://www.miki-akahane.com/


ファシリテーター

小川智紀(おがわ・とものり)
NPO法人STスポット横浜 理事長。1999年より芸術普及活動の企画制作に携わる。2014年より現職。教育・福祉・地域とアートの現場をつなぐ事業を担当。アート分野の中間支援組織に関わるなど、非営利セクターの活性化に注力している。


グラフィックファシリテーター

関美穂子(せき・みほこ)
1990年鹿児島生まれ。鹿児島大学にて文化人類学を専攻。旅行代理店、地域おこし協力隊を経て2017年より独立。現在は一対一の対話×視覚化の思考の整理サービス「可視カフェ」や、会議やワークショップでのビジュアルファシリテーションの実践を行っている。

定員

40名(事前予約制/先着順)

料金

無料

申込方法

下記フォームより必要情報をご記入の上お申込みください。
https://ws.formzu.net/fgen/S685363388/

申込締切
2024年2月8日(木)12:00(正午)
※定員になり次第受付を終了いたします。
※お寄せいただいた個人情報は厳重に保管し、本報告会に関わるご案内のみに使用いたします。
※内容が変更になる場合があります。予めご了承ください。

お問い合わせ

「芸術文化による社会支援助成」活動報告会 運営担当(合同会社syuz’gen)
E-mail:act_ss@syuzgen.com
FAX:03-4333-0878

開催場所

アーツカウンシル東京 5階会議室
(東京都千代田区九段北4丁目1-28 九段ファーストプレイス5階)

チラシ

クレジット

主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
運営
合同会社syuz’gen