10歳から14歳の子どもたちが、プロの美容師の指導で、ヘアカットの技術や接客の仕方を研修し、その後、実際の美容室で、大人の顧客に無料のヘアカット・サービスをする。カナダのアーティスト集団ママリアン・ダイビング・リフレックス(MDR)が企画し、2006年のトロントをスタートに、これまでカナダ、欧米、オーストラリアの35都市で実施されてきた。アジアで初めての開催地となる東京では、「ソーシャリー・エンゲイジド・アート展～社会を動かすアートの新潮流」（2017年2月18日～3月5日、アーツ千代田3331にて開催）の一環として、足立区の「東京未来大学こどもみらい園、みらいフリースクール」で学ぶ子どもたちが、カナダから招聘するコーディネーターとともに、東京ビューティーアート専門学校で研修を受け、同校のサロンでヘアカットに挑戦。“思いもよらない出会いの場”をつくり出し、大人と子どもの関係性を問い直すきっかけを提供する。MDRの創立者、ダレン・オドネルも来日し、2月24日にトークを行う。