翻訳初演。世界中が第二次世界大戦の戦火に包まれつつあるこの日、精神分析の祖であるジグムント・フロイトの邸宅を、『ナルニア国物語』の作者として知られるC・S・ルイスが訪れる。空襲警報の鳴り響く中、二人は神学論争を続ける。氷炭相容れざる二人の議論は全魂全霊をかけてぶつかり合う。同時代に存在していた二人が、もし、出会っていたら…。豊かな想像力が生んだ、類まれなる知的好奇心溢れる物語。
作:マーク・セント・ジャーメイン 翻訳・演出:谷賢一 出演:石丸幹二、木場勝己
【DULL COLORED POP】
2005年11月、明治大学文学部・演劇学専攻および明治大学演劇サークル「騒動舎」を母体に、『東京都第七ゴミ処理施設場ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』で旗揚げ。以降、年に2回の本公演を行う。主宰であり作・演出の谷賢一を中心に文学的奥行のある主題を現代人のポップカルチャーとして描き出すことを目的とする。現代劇、古典悲劇、不条理、海外戯曲、ミュージカルと、演劇の枠を右から左まで駆け抜ける荒らくれた正統派として、独自の存在感のある劇団を目指している。
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