昭和初期から30年代まで、東京の神田川・妙正寺川流域には300軒を超える染色関連業が集積し、京都・金沢に並ぶ三大産地として知られていた。今でも新宿区「落合・中井」界隈には、その技術を受け継ぎ、新しい染色を提案する職人・作家たちが集まっている。
「染の小道」は、落合・中井を「染めの街」として再び日本や世界へ発信すること、そして、地域が大切にしてきた価値や環境を多くの方々が直接体験することで、地元の活性化につなげることを目的とした、住民主体のイベントである。妙正寺川の川面に反物を張る「川のギャラリー」、商店街店舗の軒先に、作家が制作した「のれん」を展示する「道のギャラリー」を展開。3日にわたり染め物が中井の街を彩る。
【染の小道実行委員会】
2010年設立、落合・中井地域を盛り上げたいメンバーが集まって立ち上げた任意団体。染色関連業や商店街の店主、一般住民、地域の大学生などが幅広く参加する。全員が手弁当で活動。代表は1期ごとの交代制で、染色・商店・住民の各者が持ち回ることにより、全体のバランスを取っている。月1回の会議に参加するコアスタッフは25名ほど。当日ボランティアを含めると述べ200人近くが関与する。
〒161-0032 東京都新宿区中落合1-17-5 司環境計画(株)内
染の小道実行委員会
info@somenokomichi.com
落合・中井(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。