聴覚障害をもつ方と健常者が共に同じ舞台を楽しむ環境を実現することを目指して2016年からスタートした事業。手話狂言で内外から高い評価を得る日本ろう者劇団を迎え、代表的レパートリーから手話狂言一番を披露いただくとともに同劇団員の手話同時通訳を付けた能一番を能楽界初めての試みとして開催。第4回となる2019年は昨年新たな手話通訳脚本で臨んだ能「船弁慶」をさらに練り上げて上演。能らしい手話表現を工夫し出演者自らも手話を交えて演ずるなど年々進化を続ける公演。また音響メーカーのパイオニアが提供する体感音響システムを導入し、手話通訳+体感による聴覚障害者対応観劇サービスのひとつの完成形を作り上げることも目指している。
【公益財団法人十四世六平太記念財団】
近代能楽の名人として名高い能楽シテ方喜多流十四世宗家喜多六平太の功績を永く伝えるとともに、流儀の拠点である喜多能楽堂を維持管理し、能楽公演をはじめ初心者や若年層、また外国人等に向けての体験事業を通して能楽喜多流の技芸を広く内外に普及、伝承させることを目的に活動を続けている団体。
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公益財団法人十四世六平太記念財団
館長
清水言一
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十四世喜多六平太記念能楽堂
(東京都品川区)