服装を選択することはこれまで生きてきた記憶に強く影響を受けている。今回のプロジェクトではfashion(語源であるラテン語のfactio-行為)を「振る舞い」として捉える。観客は自身の足で渋谷の繁華街を抜け、メンバーとゆかりのあるダンススタジオのレッスン室という環境まで歩き作品を経験する。街を歩くという行為、所作が如何に記号的な情報として私たちの元に届けられるのか、また如何に特定の「振る舞い」の中に自分達を当てはめようと生きているのか。ダンススタジオという鏡ばりの空間で作品は帰結し観客は振る舞う自分自身の記憶を鏡越しに見ることとなる。
【1e-48】
作品制作毎に作家同士が集まり、それぞれが培ってきた経験を活かして協働する。作家が独立しながらも共存できるコミュニティの在り方について話し合いながら実践を行う。
1e-48
代表
黒田健太
1e48.84e1@gmail.com
渋谷公共スペース、DANCE WORKS 本校(東京都渋谷区)