東京、そして東京の街が歌詞に織り込まれた「ご当地ソング」を、その地域にて、近過去に文化的な歴史を持っていたり、文化的ハブであったり、地元民に愛されているような特別な店、場所にて、歌心あるプロ、アマの歌手、アーティストたちが歌い、詩を朗読する、という、歌×場所×アーティストによる一期一会のパフォーマンス。東京というイメージをつくるもととなった大衆歌謡は、時代や人間関係を描きつつ、カラオケなどで個人が歌い、人生の拠り所ともなっている。それらの歌が、今の東京の現場で歌声や朗唱として表現されるときに、まさに地理学者、イーフー・トゥアンが提唱した「トポファリア(場所愛)」が生まれ、聴衆は個人的な記憶とともに、現在の東京という場所と時間、そして自分を再発見していくことだろう。
【湯山玲子】
学習院大学法学部卒。著述家、プロデューサー。著作に『女ひとり寿司』 ( 幻冬舍文庫 ) 、『女装する女』 ( 新潮新書) 、上野千鶴子との対談「快楽上等 ! 」 ( 幻冬舎) 等。TBS『情報7daysニュースキャスター』などにコメンテーターとしても出演。クラシック音楽の新しい聴き方を提案する爆クラ! を主宰。2016年からは、ショップチャンネルにてファッションブランド
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湯山玲子
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