アーツカウンシル東京の事業

Urban Gaze

  • 団体名 : 合同会社eitoeiko
  • 区分 : 国際的な芸術交流活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 美術・映像

事業概要

この事業では東京とメキシコシティという二か所の点を繋ぎ、広い視野から都市をみつめ、問題をあぶり出すとともに、新しい文化の萌芽を図った。
メキシコシティでは木村了子、MES、島本了多と吉田山が展示した。木村了子は日本の伝統技法とモチーフをもとに、メキシコの代表的な芸術表現である壁画を現地制作した。サッカーボールを抱く半身半獣(龍)、半裸の男性神像は文化交流とそれに伴う文化変容を示唆した。MESは黒いロウソクを加工し、戦禍の続く国際情勢に対し身を呈したパフォーマンスによってその意思を伝え、高い評価を得た。島本了多はメキシコ近代化に寄与した鉱山の爆破を想起させるインスタレーションを発表し、都市をめぐる両国の歴史が混じり合う幻想を生み出した。吉田山が奏でる手製レコードの連続音が会場に流れ、来場者に都市へのまなざしを思考させる効果をもたらした。東京ではAPRDELESPが音楽ファン同士の衝突事件を建築模型と映像で発表し、都市でおこる摩擦を多角的に検証した。

プロフィール

【合同会社eitoeiko】
2009年神楽坂に開廊。独自の企画展を自社ギャラリーで開催する。「在日・現在・美術」、岡本光博「オキナワ・ステーキ」、石垣克子「基地のある風景」、千葉大二郎「メコニウムV」など高い評価を得る。国内では青山学院大学青山キャンパスで開催した「来るべき世界」をディレクションから準備、運営まで主催者と全面的に協働し実施。また「Gateway Japan」(トーランス市美術館)、「Undisrememberable Curios」(PØST ロサンゼルス)など、海外での展覧会も企画し参加する。

お問い合わせ

〒162-0805
東京都新宿区矢来町32-2
合同会社eitoeiko
代表社員
癸生川栄

実施場所

eitoeiko(東京都新宿区)
Augustin Melgar 73, APRDELESP(メキシコシティ/メキシコ)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。