アーツカウンシル東京の事業

募集要項

対象となる事業の実施期間

2024年1月1日以降に開始し、2024年12月31日までに終了する事業

対象となる事業

(1)都内での芸術創造活動
都内で実施する公演・展示・アートプロジェクトその他の創造活動

(2)国際的な芸術交流活動
海外公演・展示、国際コラボレーション、国際フェスティバル、招聘公演・展示等

対象となる申請者

(1)東京都内に本部が所在する団体(芸術団体、民間の劇場・アートスペース、実行委員会等)
※法人格の有無、種別は問いません。

(2)東京都在住の個人(芸術家、プロデューサー、企画制作者等)

実施場所

都内又は海外
※オンライン公開を含む。

対象となる芸術分野

音楽、演劇、舞踊、美術・映像、伝統芸能、複合(核となる分野を特定できない芸術活動)

申請上限額

(1)都内での芸術創造活動
団体:200万円 個人:50万円
かつ、助成対象経費の1/2以内

(2)国際的な芸術交流活動
団体:400万円 個人:50万円
かつ、助成対象経費の1/2以内

申請方法

※簡易書留など、発送記録が確認できる方法で、下記宛てに送付してください。持ち込み不可。
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 活動支援部 助成課
「東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーⅠ 単年助成」担当宛
〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-28 九段ファーストプレイス5階

申請受付期間

2023年6月30日(金)~8月1日(火)消印有効

注意事項

※公益財団法人東京都歴史文化財団が管理運営する各施設との共催事業や提携事業は助成対象となりません。
※東京都や公益財団法人東京都歴史文化財団が主催、共催する事業、あるいは東京都や公益財団法人東京都歴史文化財団から補助金、支援金、助成金、委託費等が支給されている事業又は支給を予定されている事業は、助成対象になりません。

本件に関するお問い合わせ

公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 活動支援部 助成課
TEL:03-6256-8431(平日10時~18時) FAX:03-6256-8828
お問い合わせフォームはこちら

公募ガイドライン

  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】公募ガイドライン
    .PDF

申請書類

  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】助成金交付申請書 [団体申請]
    .DOCX
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】助成金交付申請書 [個人申請]
    .DOCX
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】収支予算書 [団体申請・個人申請共通]
    .XLSX
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】申請団体基本情報 [団体申請]
    .DOCX
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】申請者基本情報 [個人申請]
    .DOCX
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】誓約書 [団体申請]
    .PDF
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】誓約書 [個人申請]
    .PDF
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】提出書類の詳細 兼 チェックリスト [団体申請]
    .PDF
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】提出書類の詳細 兼 チェックリスト [個人申請]
    .PDF

申請書類作成の手引き(記入例)

  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】申請書類作成の手引き [団体申請]
    .PDF
  • *令和5年度 第2期【カテゴリーI 単年助成】申請書類作成の手引き [個人申請]
    .PDF

採択概況

令和5(2023)年度 第2期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI 単年助成 採択結果の概況

「カテゴリーI 単年助成 第2期」には160件の申請があり、49件を採択いたしました(採択率30.6%)。助成予定総額74,692千円です。うち「鑑賞サポート費」は5件、「創作環境サポート費」は6件、サポート費助成予定総額1,057千円です。

《音楽分野》
◆申請件数(採択件数):45(15)
 内訳:都内での芸術創造活動 37(14)
    国際的な芸術交流活動 8(1)
申請事業者の活動ステージ区分において、活動基盤形成期に該当する申請数が、全申請数の半数を超えました。東京芸術文化創造発信助成への初申請も5割を占め、そのうち4件が採択にいたっています。こうした背景から今期の採択事業においては、申請者の長期的な展望へのファーストステップとなる創造活動が増加しました。一方で、採択歴があり、今回も採択となったものの多くが、活動拡大・発展期に該当する事業者による企画で、新規の取り組みに挑み、独自の創造の探求を続けている事業です。今期も現代音楽、クラシックを中心にジャズやロック、ワールドミュージック、邦楽器を用いた企画、テクノ・クラブミュージックなど多様な申請をいただきました。申請の際には活動分野・内容に関わらず、芸術創造活動事業として掲げる目的と、それを達成するための取り組みについて、具体的かつ明確に記載いただきますようお願いいたします。

《演劇分野》
◆申請件数(採択件数):54(10)
 内訳:都内での芸術創造活動 48(8)
    国際的な芸術交流活動 6(2)
申請件数は前年同期比2割増で昨年に引き続き過去最多となりました。活動拡大・発展期の申請の割合が最も大きく、初申請は全体の5割程度となっています。スタートアップ助成から移行する団体も増加傾向にあり、ステップアップの流れが定着し始めました。企画としては、ジェンダーアイデンティティーや知的障害など社会的マイノリティーをテーマとする事業、既存の概念に捉われず、演劇を構成する諸要素の解体と再構築に挑む事業、古典の台本・上演形式を現代的な演劇作品へとアップデートし海外で上演する事業の他、活動の転機を迎えた団体が新たなアプローチで創作に取り組む事業などが採択となっています。今後、前年同期比でやや減少した活動基盤形成期のアーティストや国際的な芸術交流活動の意欲的な申請を期待しています。

《舞踊分野》
◆申請件数(採択件数):17(6)
 内訳:都内での芸術創造活動 14(4)
    国際的な芸術交流活動 3(2)
申請数は、昨年度の2期と比較して大幅に件数が増え17件となりました。活動ステージは、活動基盤形成期からの申請が半数近くとなり、舞踊以外の分野との共同制作の申請が全体の約4割を占めました。「ジェンダー」や「老いと身体」の視点で、同時代性を反映した事業の申請が複数ありました。作品創作を重視しテーマ性を深めることや、先達の創り出した創作形態を更新し舞踊における身体表現の探求や拡充に挑む事業や、国外に創造の場を広げる計画が良く練られた事業、複合的な事業の展開を計画し活動の拡充が見込まれる団体の転機となる事業が採択となりました。また、世界の主要なフェスティバルのひとつで作品を発表する国際的な芸術交流事業が採択となっています。

《美術・映像分野》
◆申請件数(採択件数):20(7)
 内訳:都内での芸術創造活動 16(6)
    国際的な芸術交流活動 4(1)
申請数は昨年度の2期と同様の状況で、活動基盤形成期と活動拡大・発展期にある個人や団体からの申請が多数を占めました。活動拡大・発展期にある申請者において、企画内容やコンセプトが具体的に示された企画展が多く採択になりました。また複数の会場と提携し、提携先と協働して開催することにより影響力や波及力が見込まれる事業や、映画・映像に関する申請で、ドキュメンタリーに独自の視点でアプローチする上映イベントが採択になっています。ただし、個人からの申請では、採択に至らなかった事業の中で、スタートアップ助成の要件に合う実績・内容のものが何件かありました。新進の芸術家の方は、申請の際にはスタートアップ助成の要件もご確認いただき、申請をご検討ください。

《伝統芸能分野》
◆申請件数(採択件数):16(10)
 内訳:都内での芸術創造活動 14(8)
    国際的な芸術交流活動 2(2)
申請のあった種目は能楽、邦楽、現代邦楽、日本舞踊、演芸と従来通りで、事業の内容としては古典作品の上演が目立ちました。第1期とは異なり、初申請がおよそ5割を占めさらにその半分が採択となっています。古典か新作かに関わらず申請者自身の専門である分野や種目について掘り下げた企画が採択となる傾向にあります。また、海外へ渡航する事業が2件申請され2件とも採択になっており、これらも日本の伝統芸能の精神性や手法を現代の異文化の人に向けて紹介するために、種目について論理的客観的な視点で組み立てられています。こうした事例だけでなく、申請全体として、伝統をいかに残していくのかについての意識の高さと実践の端緒が表れていたことが特徴的でした。

《複合分野》
◆申請件数(採択件数):8(1)
 内訳:都内での芸術創造活動 7(1)
    国際的な芸術交流活動 1(0)
複合分野には8件の申請があり1件が採択となっています。申請内容は多岐に渡りますが、音楽と映像を交え詩の朗読パフォーマンスに新たな局面を拓く企画を採択しています。申請事業の中には、事業内容の記載が具体的ではないものが多く見受けられ、そのような事業は採択には至りませんでした。申請時には、公募ガイドラインに記載の「助成の基本方針」等をご参照の上、申請書の作成をお願いいたします。今後も、複合分野ならではの独創性があり、かつ事業目的等が明確な申請を期待します。

助成対象事業

採択件数 :
49
申請件数 :
160

都内での創造活動 (5)