国立精神・神経医療研究センターは東京都で戦後まもなくからある歴史ある病院である。長年病院内で親しまれていた桜並木が伐採され、患者や職員が悲しんでいる。伐採された桜の枝で仏を彫り、土地に根付いた樹木の記憶を刻むことにより、土地の歴史を後世に残すと共に、桜に新たな魂を与え、いまを生きる病院とその周辺の人々の心の拠り所を生む。
【西 除闇】
仏師、彫刻家。ふだん見過ごされているものや忘れられたものに、仏や様々な信仰の形を彫ることで、そのものが持つ記憶や思いに再び魂をこめる。
主な展示に「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ2022」、「第26回岡本太郎現代芸術賞(2023)」「池袋アートギャザリング2023」など。
nisi.joan24@gmail.com
国立精神・神経医療研究センター
(東京都小平市)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。