本事業では、2025年8月に没後20年を迎えるフランスの作曲家リュック・フェラーリの⻑編作品を、ブリュンヒルド・フェラーリの作品とともに特集し、多次元立体音響装置アクースモニウムを用いて上演した。また、アクースモニウムについてのプレトーク、フェラーリ研究の第一人者であるゲスト二名を迎えてのアフタートーク、演奏者三名によるアフタートークも実施した。
・曲目:
檜垣 智也『沈黙の木』
ブリュンヒルド・フェラーリ『Dérivatif』
リュック・フェラーリ『盲人の階段』
佐藤 亜矢子『Journal M (Seq.1)』
ブリュンヒルド・フェラーリ『Extérieur – Jour』
渡辺 愛『印刷工場にて』
リュック・フェラーリ『逸話的なものたち』
・演奏:檜垣 智也、渡辺 愛、佐藤 亜矢子
・アフタートークゲスト:椎名 亮輔、クリストフ・シャルル
【佐藤 亜矢子】
作曲家、音楽家、アーティスト。主に電子音響音楽の領域で活動。旅先や日常で出会う雑音・生活の音・物音などの録音物を素材とし、環境や場所の記憶を辿りつつ上書きするような作品を作っている。
美術家との共作も多数。ICMC、SMC、NYCEMF、WOCMAT、Festival Futuraなど各国の音楽祭や国際学会で作品を発表。2019年東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程修了。作曲家リュック・フェラーリの作品研究で博士(学術)取得。
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。