メンバーがプログラミングを行うミュージシャンズセレクションとして、橋本晋哉がディレクターを務めた。ゲストキュレーターに、リコーダー奏者で気鋭の音楽学者としても活躍する菅沼起一を迎え、古楽の巨人ギョーム・デュファイをテーマに、新作委嘱や若手作曲家を対象とするワークショップ(現音計画アカデミー)の実施など、現代音楽の地点から「古楽」にアプローチする試みを行った。
プログラム
・稲森安太己:ピアノ・エチュード第2番『デュファイへのオマージュ』(2023)
・夏田昌和:デュファイのいる風景(2024 委嘱初演)
〔デュファイのスタイル・コンポジション(様式作曲)「現音計画アカデミー」成果発表〕
・麻生海督『地下劇場4』
・石田千飛世『メカニカル・デュファイ』
・内垣亜優『デュファイの音楽を聴いて』
・永見怜大『ブルースカイ・フォーリング』
・山田奈直『クローク・オブ・コンシェンス』他
【東京現音計画】
現代音楽の第一線で活動する演奏家により2012年に結成。日本初演曲を中心としたプログラム、ユニークな編成の委嘱、若手演奏家/作曲家/スタッフへのワークショップなど演奏家サイドから新たな視点を提案していく。2013年『東京現音計画#01』にてサントリー芸術財団第13回佐治敬三賞受賞。
メンバー:有馬純寿(エレクトロニクス)、大石将紀(サクソフォーン)、神田佳子(打楽器)、黒田亜樹(ピアノ)、橋本晋哉(チューバ)
すみだトリフォニーホール小ホール(東京都墨田区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。