アーツカウンシル東京の事業

舞踏計画:剝製の光へ Vol,1『UBUSUNA異聞』

  • 団体名 : 鯨井謙太郎
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 舞踊

事業概要

振付家・ダンサーの鯨井謙太郒が新たに始動させたシリーズ「舞踏計画:剝製の光へ」の第一弾である『UBUSUNA異聞』は、ロンドン(世界初演)・ローマ・仙台を経て、ツアー最終地の東京・中野テルプシコールにて上演された。

本作の背景にあるのは、大文字の歴史から逸脱し、見えなくされてきた東北の身体、異界、民俗である。国家や制度、発展の物語の背後に堆積した、被支配・被差別の身体文化や、土着の信仰・慣習が持つ沈黙の記憶。それらを掘り起こし、「舞踏/BUTOH」というレンズを通して照らし出すことで、「失われたものたち」が声を持ち、未来へと再編成されていく過程が描かれた。

構成・演出・振付:鯨井謙太郒
出演:鯨井謙太郒、定方まこと、野口泉、金森裕寿
ドラマトゥルク:城戸朱理
クリティカル・コラボレーター:呉宮百合香
音:FUJI|||||||||||TA、中里広太

プロフィール

【鯨井謙太郎】
仙台市出身。笠井叡に師事。東京と仙台を拠点に国内外で活動している。KENTARO KUJIRAI コンペイトウ主宰。2024年に「舞踏計画:剝製の光へ」を始動し、第一弾作品「UBUSUNA 異聞」にて英国、イタリア、日本ツアーを行った。近年の主な作品に「阿吽山水」「GINGAN ARAHABAKI 銀眼荒覇吐」などがある。CORVUS(2010〜2022)、ユリイカ!!プロジェクト、WEU、BAMのメンバーとして分野を横断して活動している。世田谷美術館美術大学身体表現講師。

実施場所

テルプシコール


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。